月曜日のブラッドメルドー

メルドー節炸裂!新たな次元に突入したトリオ、そして危うさの陰。

Brad Mehldau / The Art Of The Trio, 4-Back At The Vanguard / 1999年
ブラッド・メルドー / ジ・アート・オブ・ザ・トリオ・4 – バック・アット・ザ・ヴァンガード / No,2215

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月曜日のブラッド・メルドー。
これは、またもやヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、ジ・アート・オブ・ザ・トリオの4作目。

カデンツァ風のソロからの導入にまずヤられる。そして怒濤の演奏。
なにか、それまでとは違うレベルへ突入したというか、
ジャズあるいはピアノ・トリオというスタイルさえも、もどかしくなったブラッド・メルドーのもがきというか苛立ちのようなものさえ感じられる。

このあと、メルドーの暴走というか、とどまることない挑戦にベースとドラムの2人はついて行けるのだろうか。ピアノ・トリオという形態は、もはや壊れるのではないだろうか、そんな危うささえ感じさせるほどの凄まじさがある。

とはいえ、メルドーらしさを強烈に感じさせる一枚として、フェイバリットな一枚にあげるメルドー好きも多いのではないだろうか。オイラも大好きなアルバム。

6曲目あたりの “  I’ll Be Seeing You ” でほっと一息つかせて(いや、つかないかも)、ラストお得意のレディオヘッド “  Exit Music ” でとどめを刺す完璧な一枚。

ちょっと肩透かしなのは、ジャケットデザインくらいなか。

Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Piano – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jorge Rossy


Brad Mehldau Trio – All the Things You Are (Complete Transcription)

The Art of the Trio, Vol. 4 (Back At the Vanguard)

 

The Art of the Trio, Vol. 4 (Back At the Vanguard)

  • ブラッド・メルドー
  • ジャズ
  • ¥1630
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