Piano Trio

Peter Erskine, Alan Pasqua with Dave Carpenter / Live At Rocco / 2000
ピーター・アースキン, アラン・パスカ, ウイズ・デイブ・カーペンター / ライヴ・アット・ロッコ / No.4199

トリオの演奏とオーディエンスまでもが一体になったような珠玉のライヴにため息。
The trio’s performance and even the audience seemed to become one in this gem of a show.


Peter Erskine, Alan Pasqua with Dave Carpenter / Live At Rocco / 2000

Drums – Peter Erskine
Piano – Alan Pasqua
Bass – Dave Carpenter
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうに引き続きピーター・アースキンをもう1枚。

これは2000年リリース、
ピアノのアラン・パスカ、ベースのデイブ・カーペンターとのトリオでのライヴ盤。

現在にいたるまでのアースキンの活動の中で、アラン・パスカとの仕事がもっとも多いのではないだろうか。このトリオでも何枚もアルバムを出している。

しかし、ベースのデイブ・カーペンターは2008年に48歳の若さで亡くなっている。
このトリオでの活動にいきなりピリオドを打たれた2人のショック、哀しみは計り知れないものがあったろう。

それほど、いいピアノ・トリオなのだ。
カーペンターのベースはしっとりとよく歌い、
い文字通り人が歌ってるような錯覚を憶えるほど、鳥肌ものだ。

3人の個性がピッタリとはまって、
丁々発止ではく、1つに溶けあうようなサウンドがなんとも心地よい。

繊細なタッチと歌心。
心地よい緊張とリラックスしたムードの絶妙なバランス。
エレガントの極み、美しい気配。
ホールまで一体となって聴き入っている様子が伝わってくる。

すばらしいライヴ。
このトリオが、もう聴けないのは残念。

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