月曜日のブラッドメルドー

初期のメルドーの魅力が詰まったライヴ

Brad Mehldau / The Art of the Trio, Vol. 2 – Live At The Village Vanguard / 1998年
ブラッド・メルドー / ジ・アート・オブ・ザ・トリオ, Vol. 2 – ライブ・アット・ザ・ビレッジ・ヴァンガード

Piano – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jorge Rossy

週明け“ ゲツブラ ” だよ。
前回に引き続きアート・オブ・ザ・トリオの Vol. 2 。

別に年代を追って紹介するって決めてはいないけど、この作品は外せない。
1991年にレコーディング・デビュー。そして1995年にリーダー・アルバム・デビュー。

自分のスタイルを模索し、そして確立。
かけがえのないトリオのメンバーとも出会い、
ついに自分の翼を得たメルドーが歓びとともに弾きまくってる様が収められている。

アート・オブ・ザ・トリオの Vol. 1 は、抑制的で沈んだトーンの曲調、
いうなら “ 静 ” の部分が大きかった。

このアルバムは、ライブということもあるけど、反して “ 動 ” の魅力が詰まってる。
もちろん、ライブならではの“ 動 ” から “ 静 ” 、激しくきめたあとのバラードへの堪らん展開も味わえるし、トリオの緊密度、そして特にベースのラリーの存在感も楽しめる。

コール・ポーター、セロニアス・モンク、コルトレーンなど、そういうアプローチで来るのか!と驚かせ、たたみ掛ける。観客の声とともに、こちらも思わず声をあげたくなる名盤。

あ〜アート・オブ・ザ・トリオのLPレコードが欲しい。

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