月曜日のブラッドメルドー

レコーディング・エンジニアは、名匠ジェイムス・ファーバー

Brad Mehldau / Songs: The Art Of The Trio, Volume Three / 1998年
ブラッド・メルドー / ソングス:ジ・アート・オブ・ザ・トリオ, Vol. 3

Piano – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jorge Rossy

ここのところ、新しいアルバムはあまり聴かず、
メルドーをずっと繰り返し聴いている毎日。

ご存知アート・オブ・ザ・トリオの3枚目、1998年の作品
一聴して、音がゴージャズ。

出だし、夜のしじまから響いてくるような、
ちょっと過多ではというくらいの深いリヴァーブ。
調べると名匠ジェイムス・ファーバーがレコーディング・エンジニア。
レコード会社も力入ってきた。

内容はというと、これも文句なし。
オリジナルとカヴァーは半々で、
後々オハコとなる “ Unrequited ” や “ Sehnsucht ” も登場、
これまたよく演るレディオヘッドの “ Exit Music ” も演ってる。

比較的スロー、あるいはミディアムテンポの曲が多く、
リラックスして楽しめるアルバムなんだけど、
油断してると、時折メルドー節が炸裂して、
おっとっと、さすがだぜとニンマリさせられる。

メルドーの右手と左手の動きを想像しながら聴くのにうってつけのテンポで、
得意の連弾してるかのようなフレーズも、一層心地よい。

この時点で、後の方向性というか音楽性が定まっていたことが分かるアルバムで、
いつ聴いても、うっとりできること間違いなしの名盤だ。

あ〜それにしても “ アート・オブ・ザ・トリオ ” ボックス・セットが欲しい、誰か買って!

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