試験にでる現代ジャズ ≪入門編≫

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.002
Kamasi Washington / Harmony of Difference / 2017年
カマシ・ワシントン / ハーモニー・オブ・ディファレンス / No,3063

“ 月曜日のブラッド・メルドー ” 終了とともに 新シリーズを開始。

「ジャズって何から聴けばいいですか?」と問われること多し。

「ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」と答えたいのはやまやまだけど、このブログのコンセプトに従って2000年以降のアルバムという縛りで、わかりやすさ、かっこよさ、親しみやすさを第一に毎週1枚あげていきたい。

題して “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫
(なんで試験やねん)よろしく!

月曜日・新シリーズ
試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.002
Kamasi Washington / Harmony of Difference / 2017年
「異なるものが共存する良さを祝福したい」
  by カマシ・ワシントン

Kamasi Washington / Harmony of Difference

Tenor Saxophone – Kamasi Washington
Bass – Miles Mosely
Drums – Ronald Bruner Jr.
Drums, Percussion – Tony Austin
Keyboards – Brandon Coleman
Piano – Cameron Graves
Trombone – Ryan Porter
Trumpet – Dontae Winslow

Alto Saxophone – Terrace Martin(track 6)
Electric Bass – Thundercat(track 6)
Flute – Rickey Washington(track 6)
Guitar – Matt Haze(track 6)
Vibraphone – Nick Mancini(track 6)
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆

第2弾、ピアノ・トリオの次はサックスいってみよう。

これはね〜ホントおすすめ。
もう、これ聴いたら誰もがハッピーな気持ちになれるから。
そういう意味では、「ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」に匹敵するアルバムと言って過言ではない。

なかなか、ないですよこんなアルバム。
もう、現代ジャズは屈折したものが多いから。
かといってラテン・ジャズだと忙しすぎるし、
ただ明るければ良い、ノリノリならいいというワケでもない。

カマシ・ワシントンは、こんな人(オフィシャルサイトより)

ジャズ界きってのカリスマ、カマシ・ワシントンの人気の秘密、音楽の魅力は、なんといってもその絶大なる肯定感

このアルバムは、カマシ・ワシントンの壮大な愛の賛歌。

しかし、構えて聴く必要は微塵もない。
ただただ、音楽にゆったりと身をゆだねればいい。

あたかも曇り空から、にわかに光が降り注ぐかのような荘厳さ。

見慣れた街並み日常の風景が、映画のように輝きだし、とても前向きな気持ちになる。

よっしゃー、なんか分かんけどがんばろ〜!な気分、多幸感に包まれる

迷える仔羊よ、カマシ・ワシントンを爆音で聴くのだ。

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