Pianist and Keyboard player's albums

西海岸を甘く見ると火傷するぜ!超高圧、怒濤のグルーヴ、惑星のプリンスにひざまずけ!

Cameron Graves / Planetary Prince / 2017年
キャメロン・クレイブス / プラネタリー・プリンス / No,1132

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昨日紹介の、ライアン・ポーターのアルバムで弾きまくってた人、
そして、ポーター&カマシ・ワシントンの盟友、
ピアニスト キャメロン・クレイブスの初リーダーアルバム。

もう、一聴して大当たりを引いた予感に大興奮。
クレイブスのピアノ、分厚いコードのサンプリング的フレーズが特徴的。
そこへ、うねる重低音ベース、跳ねるハイピッチなドラム。
たたみ掛けるホーンセクション。
猛者どもの激しいソロ&絡むバッキング。

野生の暴れ馬たちの疾走。
カマシ・ワシントンのこれでもかのブロウ。
もちろんライアン・ポーターのファンクネス。
トランペットのフィリップ・ディザックがまた凄い。

そして、なによりアンドリアン・フェロー、サンダーキャット、
2人のベースプレイが驚異的。
ドラムのロナルド・ブルーナー・ジュニアと作り出すグルーヴが半端ない。

冷静に聞くとキャメロン・クレイブスの楽曲は、意外とメロディアス。
クラシックの要素やヒップホップ、ヘヴィメタル、
もちろんジャズが入り交じったスーパー・ハイブリッド。

しかし、そのピアノが超高圧な怒濤のグルーブのなかで
狂ったように踊り回る。
ちょっと、冷静さを保つのが難しい、素晴らしいアルバム。
いや〜カッコいい、オカダ大興奮の一枚。

カマシ・ワシントン&
西海岸フライング・ロータス近辺人脈の作り出す最先端ジャズ。
録音や音質、音作りのぶっ飛び具合も
従来のジャズの感覚を大きく逸脱した傑作なり。

Piano, Vocals, Producer – Cameron Graves
Bass – Hadrien Faraud(tracks: 1-4, 6, 8)
Bass – Stephen “Thundercat” Bruner (tracks: 5, 7)
Drums – Ronald Bruner Jr.
Tenor Saxophone – Kamasi Washington
Trombone – Ryan Porter
Trumpet – Philip Dizack


Cameron Graves “Planetary Prince”


Cameron Graves “Satania Our Solar System”


2017.03.16 The Lucifer Rebellion Cameron Graves PLANETARY PRINCE WCGD RP#3 The Troubadour LA

Planetary Prince

 

Planetary Prince

  • Cameron Graves
  • ジャズ
  • ¥1500
Planetary Prince

 

Planetary Prince

 
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