2022年の20枚!

DOMi & JD Beck / Not Tight / 2022
ドミ&JDベック / ノット・タイト / No.4172

Z世代のジャズデュオ、ドミ&JDベック、ブルーノートより待望のデビュー!
DOMi & JD BECK, the jazz duo of Generation Z, make their long-awaited debut on Blue Note!

DOMi & JD Beck / Not Tight / 2022

Keyboards – Domi Louna
Drums – JD Beck
Bass, Vocals, – Thundercat
Vocals – Mac DeMarco
Keyboards – Herbie Hancock
Vocals – Anderson .Paak
Vocals – Busta Rhymes
Vocals – Snoop Dogg
Guitars – Kurt Rosenwinkel
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

さて、きょうは新世代サウンドいきまっせ!

ヴィジュアルからして鮮烈!
キーボードとドラムスのユニット、 “DOMi & JD Beck”見参。

ブルーノート・レーベルの新譜を眺めてて発見した。
この2人、だだものではない ↓

 2000年に生まれた鍵盤奏者のドミはフランスのメス出身で、フランス国立高等音楽院を経てボストンのバークリー音楽大学で学んだ才能の持ち主。一方、2003年にテキサス州ダラスで生まれたドラマーのJDベックは、10歳でドラムの演奏を始め、小学生の頃から地元でギグを行っていたという早熟ぶり。そんな二人を直接的に結び付けたのは、JDと同じダラス出身でもあるドラマーのロバート“スパット”シーライトだそうだ。2018年にアナハイムで開催されたNAMM(世界最大規模の楽器展示会)のショウに招待された両名は、その日のプレイを通じて意気投合し、エリカ・バドゥの誕生日パーティーでも共演するなどして息を合わせていく。最終的にはダラス郊外にあるJDの実家でセッションを重ね、その成果はSNSを通じて広く共有されるようになった。

SNSを通じて拡散した2人のパフォーマンスが、サンダーキャットやアンダーソン・パークの目に留まってデビューにいたった。

2022年現在で22歳と19歳の2人。
アンダーソン・パーク、ブルーノートと契約である、す・凄い。
しかもアンダーソン・パークとともにブルーノ・マーズのアルバムにまで参加している。
単なるポッと出ではない、本物。

アルバムでも、アンダーソン・パークやサンダーキャット、
バスタ・ライムス、スヌープ・ドッグ、
そして、カート・ローゼンウィンケル、
はたまた御大ハービー・ハンコックまで参加している。

サウンドは、
全編にわたってローファイながら、
激しくも複雑なヴォイシングとリズムが展開される。
ヒップホップというかビート・ミュージックというか……
いや、違うなやっぱりジャズだ。

いきなりご機嫌な気持ちになれるサウンドではないけど、
なにか、あたらしいことがここで始まってる予感はビシバシ伝わってくる。
まぎれもなく刺激的な音楽が、ここにある。

↓ の動画をぜひ観て欲しい、この興奮こそがジャズだ。
もっと、もっと化けるのを期待しつつ、この2人には今後注視したい。

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