Piano Trio

Xavi Reija / Reflections / 2017
シャヴィ・レイヤ / リフレクションズ / No.4086

シャヴィ・レイヤ+ニタイ・ハーシュコヴィッツ、現代ピアノ・トリオの教科書的名盤!
Xavi Reija + Nitai Hershkovits, textbook masterpiece of a contemporary piano trio!

Xavi Reija / Reflections / 2017

Drums – Xavi Reija
Piano – Nitai Hershkovits
Bass – Pau Lligadas
All songs composed by Xavi Reija.
Arranged by Nitai, Pau and Xavi.
Produced by Xavi Reija
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きょうは、スペインで活躍するドラマー シャヴィ・レイヤ(読みは不明)のアルバム。
きのうのアルバムでも活躍のイスラエルのピアニスト ニタイ・ハーシュコヴィッツを招聘してのピアノトリオだ。

なかなか、よかですよ!これ。

まず、ベースの音がでかい。
そして、ドラムの音もまたでかい。

意図的なバランスというか、
主役の2人という問題でもなく、
これが、いまのピアノ・トリオの音というか、
現代ジャズのバランスがこれなんだと感じる、よくやってくれた!感あり。

ただ、ヴォリュームの問題ではなく、
じつに録音もよく、サウンドの質感に酔える。
またそれは、メンバーそれぞれの技量が録音技術に見合うだけの実力を持っているということだ。

サウンドを聴いていると、e.s.p.を聴いて育った世代なのかな ?!
と感じる部分がけっこうある。
スペインのドラマー&ベーシストということで、詳しいことはよくわからないけど、Esbjörn Svensson が1964年生まれ、そしてXavi Reijaは、1972年生まれ。
ちょうど一回り違うわけで、あながち間違っていない推測だと思う。

もちろんこのトリオは、ゲストとしてのニタイ・ハーシュコヴィッツの力量に負うところも大きくて、スペインあるいはヨーロッパ発のオリジナル・メンバーというワケではないけれど、非アメリカンが創るジャズの可能性という意味では、もっと注目を浴びてもいいアルバムだ(というかオイラが最近まで知らなかっただけかも)。

美しく流麗なサウンド、
メリハリと細やかな技にあふれたリズム。
現代ピアノ・トリオの教科書的良盤。
何といっても聴いていて気持のいい万人にオススメできるアルバムだ。

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