2022年の20枚!

Wajdi Riahi Trio / Mhamdeya / 2022
ワディジ・リアヒ・トリオ / マムデイヤ / No.4243

本年度最注目のピアノ・トリオ、チュニジア出身ワディジ・リアヒ!
TThis year’s hottest piano trio, Tunisian-born Wajdi Riahi!

Wajdi Riahi Trio / Mhamdeya / 2022

Piano – Wajdi Riahi
Bass – Basile Rahola
Drums – Pierre Hurty
Oud – Akram Ben Romdhane (racks: 6)
Trumpet – Jean-Paul Estiévenart (racks: 4)
Composed By – Wajdi Riahi (Tracks: 1,2,4,6,7,8,9)

きょうは、またおもしろいピアノ・トリオを紹介。

ピアニストのワディジ・リアヒ(タイトル含め発音は多分)は、チュニジア生まれ。
ブリュッセル王立音楽院で学び、2015年頃からチュニジアのジャズ・クラブで活動を開始した若者。

タイトルのMhamdeyaは、チュニジアの出身地の名。
メンバー、ドラマーのピエリー・ハーティとベースのバジル・ラホラとは、
このトリオの前身バンドからの仲。
1曲ゲストとしてベルギーで脚光を浴びるトランぺッターのジャン・ポール・エスティヴェナートも参加している。

なかなか抒情的なプレイ。
しかし、いわゆる美メロ美タッチなトリオとは、まったく違い、けっこう重厚な音を出す。
ピアノとベースは、深いハーモニーを保ちつつメロディックで優しい。
ドラムが、いまっぽく時に軽やかに、時に熱く弾ける。
なかなかオイラ好みのサウンド。

後半、ウード(琵琶っぽい民族楽器)が加わる曲もありエキゾティックな色合いも強まるけど、アヴィシャイ・コーエン・トリオほど強度はなく、心地よく聴ける。

チュニジアとベルギーの関係はよく分からないけど、
ジャズが世界の共通言語だと言うことは、よく理解できる。

ちなみにレーベルは、
スペイン本拠地でNYそしてヨーロッパの新たなタレントを紹介し続ける
“Fresh Sound New Talent” 。

本年度注目、新たなピアノ・トリオの誕生にヤッホー!

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