Pianist and Keyboard player's albums

枯山水のようなジャケット / アメリカの風景を活写するジョン・カウハード

Jon Cowherd / Gateway / 2019年
ジョン・カウハード / ゲートウェイ / No,2233

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ピアニスト、ジョン・カウハードの作品をもう一枚。
こちらは、2019年の最新盤。

枯山水のようなジャケットだけど、まさしく大自然を描くかのようなメセニー的アメリカーナ。

今回のメンツは、ビル・フリーゼルのギターがスティーヴ・カーディナスへと替わり、ジョン・パティトゥッチのベースがトニー・シェールへと替わった。ブライアン・ブレイドのドラムはそのまま。

強烈な個性のメンツがいなくなって、よりカウハードのピアノが前面に押し出されている。

おだやかで美しい曲調、躍動感と きめ細やかなタッチ。映像的そして牧歌的。
内省的だけど、けしてメランコリックでもなく暗くもない。

乾いたような哀しみ、おだやかな微笑み、そして淡々と流れてゆく風景。
ブライアン・ブレイドとも気が合うのかな、2人のタッグが前面に表れている感じだ。

話違うけどオイラ、サブスクは “ Spotify ” を使ってる。
自動再生に設定しておくとアルバムが終わった後、“ Spotify ” が勝手に似たような曲調のものを選んで流してくれる。
そのスムースさに毎回舌を巻くんだけど、この “ Gateway ” の後には、チック・コリアの “ Return to Forever ” が流れる確率がなぜか高い。意表をつかれたけどなるほど  “ 合ってる ” んだ。どういうアルゴリズムになってるんでしょね。

Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆
Visual / 映像度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Piano – Jon Cowherd
Guitar – Steve Cardenas
Bass – Tony Scherr
Drums – Brian Blade

↓  こちらは、デュオ。雰囲気違うけどこれしかなかった。


Jon Cowherd/ Steve Cardenas DUO (USA) – “Gateway” – @ musig im pflegidach, Muri

Gateway

Gateway

  • Jon Cowherd
  • ジャズ
  • ¥1528
Gateway [日本語解説付]

Gateway [日本語解説付]

  • アーティスト:Jon Cowherd
  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: CD
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