Pianist and Keyboard player's albums

MAST / Thelonious Sphere Monk / 2018
マスト / セロニアス・スフィア・モンク / No.3160

偉大なるセロニアス・モンクの曲を再解釈するという宇宙の旅!
A Cosmic Journy Reinterpreting The Great Thelonious Monk Song Book.

MAST / Thelonious Sphere Monk / 2018

Guitar, Bass, Keyboards, Synth, Drum Programming, Producer – MAST(Tim Conley)
Alto Saxophone, Baritone Saxophone – Gavin Templeton
Tenor Saxophone – Chris Speed(Tracks:5)
Drums – Anwar Marshall
Trombone – Jonah Levine
Trumpet – Dan Rosenboom
Drums – Anwar Marshall
Drums – Makaya McCraven(Tracks:10, 12)
Trombone – Jonah Levine
Piano – Brian Marsella(Tracks:4, 7, 11)
Bass [Upright Bass] – Jason Fraticelli(Tracks:8)
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

クゥアッコいい、ジャケットデザイン。
昨日のマーク・ド・クライヴ・ロウ “ ヘリテージ ” から Tokio Aoyama デザイン繋がり(初の試み!)で、MASTことティム・コンリー2018年のセロニアス・モンク・トリビュート・アルバム。

なんとなくジャケットデザインからして、
ジャズとクラブ・サウンドの融合的なものを予想してたけど、
聴き始めて、すぐに何じゃ ?! となる。

でも、心配しなくていい。すぐに演奏は熱を帯びてくる。
強烈なビート・ミュージックとモンクの接合。
まさしく無理矢理接合したかのような各楽曲だけど、これはこれでおもしろい。

ただ、聴き進めるうちに “ 無理矢理接合具合 ” がやんわりなってきて楽しくなってくる。
というか、だんだん接合が融合になってくる。

このアルバム、2回目からは随分耳が慣れてるのか、いきなり楽しい。
なんだ、結構ヒト(オイラです)の感覚って適当。

でも結局、セロニアス・モンクの楽曲の持つファニーさ、純度の高さ、度量の広さ、ゆえの結果なのかもしれない。

最初は、“ ちょっとそのビートとの接合は強引では ” と思ってた楽曲が、
いやいや、“ そんだけ遊べて立派だよ ” という気持ちになっているところが不思議。
とにかく、1聴いや、2聴、3聴の価値あるアルバム。

モンク生誕100年とか、いろいろ大人がかこつける理由はあるんだろうけど、
トリビュート盤が沢山あるっていうのは、単純にその楽曲に魅力があると考えていいと思う。
思いのほか、好きになったアルバム。

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