Saxophon player's albums

Morgan Guerin / The Saga / 2016年
モーガン・ゲリン / ザ・サーガ / No,2279

またまた新たな才能に驚く!ハフィントンポスト誌、2016年ザ・ベスト・ジャズ・アルバム受賞。



きのうのヘドヴィグ・モレスタッド同様アメリカのジャズ雑誌 “ ダウンビート ” 11月号「ジャズの未来を担う25人」で、その名を見つけたヒト。

2016年よりNY在住、名門バークリー音楽大学で音楽を学び、ベース、サックス、ドラム、キーボードを操るマルチ奏者としてTyshawn Soreyの「Unfiltered」(テナーサックス、EWI)、Terri Lyne Carrington & Social Scienceの「Waiting Game」(ベース、ドラム、ボーカル)、Kassa Overallのアルバム「I THINK I’M GOOD」(サックスとベースクラリネット)、Esperanza Spaldingのグラミー賞受賞アルバム「12 Little Spells」(シンセ、ベース、ボーカル)と、NYのジャズシーンのトップミュージシャンたちとの演奏を通じてその存在感を示してきました。

横浜野毛の片隅にあるビアバーSakura TapsのHP、Sakura Taps Music

すごい才能!いろんな楽器ですでに一流ミュージシャンと共演、その実力を示してる。

1曲目、ホーンセクションとオルガンがファンキーで普通にノリノリのヒップ・ホップ。
しかし、2曲目からオッとイメージが変わってゆく。サックスがリードをとる軽快で壮大な曲調。そして3曲目は激しくシンセのソロがのたうち回るザヴィヌル調のナンバー。4曲目はタイトル・ナンバー。ボコーダーを使った幻想的なサウンド。

全編クオリティが半端なく、彼自身を育ててきた音楽環境が見え隠れする内容ににんまりする。全曲が自身の作曲で、弦楽器以外のほとんどの楽器をこなし、基本自宅でレコーディングしている。イマらしいとはいえ、恐るべき才能だ。

ベースそれからジャケット・デザインにはゲリンの家族が参加。
“ ザ・サーガ ” とは、彼自身のストーリー。

“ 幼い頃から、音楽への情熱を完全に追求することが私の夢でした。このアルバムは、生後数ヶ月でドラムを叩き始めてから、現在に至るまでの私の人生の自伝です。”

またまた目を離せない若き才能の登場、ジャズの未来。

Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Funky / ファンキー度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
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Tenor Sax (tracks 1, 2, 4, 5, 8), Alto Sax (tracks 1, 2), EWI (tracks 1, 2, 3, 4, 8), EWI Vocoder (track 4), Piano, Fender Rhodes, Drums, Percussion (all tracks), Organ (track 3, 8), Flute (tracks 1, 4), Moog Bass (track 2) – Morgan Guerin
Electric Guitar (tracks 1, 3, 4, 5, 6, 7), Acoustic Guitar (track 8) – Patrick Arthur
Flugelhorn (track 8) – Curtis Olawumi
Trombone (track 8) – Danny Wytanis
Cello (track 8) – Grace Sommer
Organ & Drums (track 1) – Julius Rodriguez
Electric Bass (track 8) – Roland Guerin
Electric Bass (track 1) – Paul Johnson
Electric Bass (tracks 3 & 4) & Upright Bass (tracks 5, 6, 7) – Brandon Boone
Vocals (tracks 6 & 7) – Risa Pearl
Spoken Word (track 2) – Allana Hudson
Rap (track 2) – Dashill Smith

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