Piano Trio

Keith Jarrett Trio / The Out-of-Towners / 2004年
キース・ジャレット・トリオ / ジ・アウト・オブ・タウナーズ / No,2309

キース・ジャレット黄金トリオ後期の傑作。
ECM本拠地ミュンヘンでのライブ・アルバム。

(これアルバムの内容とは、違います)

Piano – Keith Jarrett
Bass – Gary Peacock
Drums – Jack DeJohnette
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Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
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なんで突然キース・ジャレットなのかと申しますと、先週の “ ディジョネット,グレナディア,メデスキ,スコフィールド / ハドソン ” を取り上げた際、ジャック・ディジョネットのドラミングについて、

“ 緊張感と美しいグルーブを創りだす前のめりなハイハットやシンバルの音質の素晴らしいこと ”

なんて書いたら、友人から「これのどこが前のめりなのか」と突っ込みが入りました。

なるほど、けっこうブルージーな曲ばかりで、むしろレイドバックしたドラミング(しかも文章がなんかおかしい)。少々オイラ、ディジョネットへの思い込み優先で書きました。

そこでディジョネット本領発揮なアルバムと言えば、なんつってもキース・ジャレット・トリオだよな〜と、今日の紹介になったワケ(長い)。

ちなみに後期とうたったのは、キース・ジャレットが1996年に病に倒れ98年に復活した後という意味です。なんつってもこのスタンダード・トリオ(オリジナルもやるけど)の歴史は、1983年に始まってるからね。

一応このブログのコンセプト、2000年以降のジャズということで、このアルバムをチョイスした。

中味に関しては、まあいまさら説明不要かな。

ECMがCDを連発するんで、飽きた!とか言う声も聞かれるけど、ジャズそして音楽をこれほど楽しく、高いレベルで聴かせてくれるトリオって、たぶんいまだに現れていない。それは事実だろう。

そういう意味で、2017年以降病のため活動を休止しているキース・ジャレットの様態は心配なところだ。いや年齢的に完全復活はもう無理かも知れないけど、再びキースが健康を取り戻すことを切に祈ってる。

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