Brian Blade

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Brian Blade / ブライアン・ブレイド / No,019

ピアノ・トリオとプラス・サックスの魅力が味わえる名盤!
A masterpiece of piano trio and plus saxophone!

The Jon Cowherd Trio / Pride and Joy / 2022年
ザ・ジョン・カワード・トリオ / プライド・アンド・ジョイ

Piano – Jon Cowherd
Bass – John Patitucci
Drums – Brian Blade
Saxophone – Chris Potter (Tracks: 1, 2, 5)
Percussion – Alex Neclosup Acuna (Tracks: 1, 2, 5)

さて、一昨日のクリス・ポッター「イーグルズ・ポイント」から思いついたのは、
2022年のピアニスト ジョン・カワードのアルバム。

ベースにジョン・パティトゥッチ、
ドラムにブライアン・ブレイドという組み合わせだ。

アルバム・タイトルでは、ピアノ・トリオと大きく謳っているが、
全8曲中、3曲はサックスのクリス・ポッターと
パーカッションのアレックス・アカーニャがゲスト参加している。

これが、殊の外いい。
クリス・ポッターは、このアルバムから
ジョン・パティトゥッチ&ブライアン・ブレイドというリズム隊とやろうという、
「イーグルズ・ポイント」の着想を得たのではないだろうか。

ポッターの張りのある音色と、
これはタッチのせいだろうか音域なのだろうか、
カワードのピアノの相性がすこぶるいい。
メルドーのピアノはもちろん美しいけど、
カワードとの方が合っている気がする。

そして、もちろんトリオでの演奏も素晴らしい。
俄然パティトゥッチの存在感が増し、ピアノとの絡みも絶妙。

ジョン・カワードは、ブレイドのバンドである「ザ・フェローシップ・バンド」不動のピアニスト、もちろんブレイドとの息はぴったし。

ピアノ・トリオとプラス・サックスの魅力が味わえる名盤。

そうそう、現代ジャズドラマー列伝 ≪ ブライアン・ブレイドの巻 ≫ 第19弾でもあった。
ブレイド特集組むつもりでなくとも、ブレイド作品はどんどん出てくる。

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