Greg Hutchinson

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Greg Hutchinson / グレッグ・ハッチンソン/ No,002

Greg Hutchinson / グレッグ・ハッチンソン
(Gregory Hutchinson)
– 1970年ニューヨーク、ブルックリン生まれ –

幼少期から両親に音楽的な影響を受けて育つ。
パーカッショニストの父親は、幼い彼をレゲエ・バンドに引き入れた。母親からは、膨大なレコード・コレクションを受け継いだ。ジャズ、ソウル、ファンクなど幅広いジャンルのアーティストを聴きながら、フィリー・ジョー・ジョーンズに憧れ、彼のように「ホーンで歌うようにドラムで歌いたい」と考えるようになる。トランペット奏者レッド・ロドニーのサイドマンとして10代でプロデビュー。
Manhatten School of Musicで学んだ後、ジャズ界の伝説的なアンサンブル・リーダー、ベティ・カーターに師事。カーターとの2年間の共演で頭角を現し、ロイ・ハーグローブ・クインテットでの活動で脚光を浴び、現在に至るまで成功を収める。
ベーシックな3点セットを好み、前に突っ込むような強力なオン・トップなスウィング感を信条とする。

Peter Bernstein / Signs of Life / 1995
ピーター・バーンスタイン / サインズ・オブ・ライフ

Guitar – Peter Bernstein
Bass – Christian McBride
Drums – Gregory Hutchinson
Piano – Brad Mehldau

いまや大物となったの若き日の4人!
Four young men who are now big names in their own right!

現代ジャズドラマー列伝 ≪ グレッグ・ハッチンソンの巻 ≫ 第2弾は、これ。

ご覧の通り、ギタリスト ピーター・バーンスタインの1995年のアルバム。

メンバーは、ピアノがブラッド・メルドー。
ベース、クリスチャン・マクブライドに
ドラム、グレゴリー・ハッチンソンというカルテット。
メンバーだけで、買いのアルバム。

これはもう、文句のつけようがない名盤。
ハッチンソン&マクブライドの生みだす強力なグルーヴ&キレ!
結構ソロ、見せ場の多いメルドーの一癖あるバピッシュ(?!)なプレイ。
ハジける!歌う!ご機嫌なバーンスタインのプレイ。

フォーバースでのハッチンソンといい、
マクブライドのアルコといい、
もう見せ場はいっぱいで退屈しない。

この4人、2017年にはまたライヴをやっている。
20年以上も現役で、しかもトップで走り続けるなんて、この時想像しただろうか。

躍動感と若さあふれるヤングライオン達の共演。
ながく聴き続けるこちらまでも、シアワセな気持ちにさせてくれるご機嫌な1枚。



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