2024年の20枚!

Jazz Drummers of Today現代ジャズドラマー列伝Brian Blade / ブライアン・ブレイド / No,018

ラスト ダメ押し9分34秒のパーフェクトなサックスソロ で締めるクリス・ポッター最新作!
Chris Potter’s latest work ends, perfect sax solo at 9:34.

Chris Potter / Eagle’s Point / 2024年
クリス・ポッター / イーグルズ・ポイント

Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Bass Clarinet,
Producer, Composed By – Chris Potter
Bass – John Patitucci
Drums – Brian Blade
Piano – Brad Mehldau

きょうも新しいアルバムから、クリス・ポッター最新作。
そして、現代ジャズドラマー列伝 ≪ ブライアン・ブレイドの巻 ≫ 第18弾。

まず、メンツがスゴイ。
ベースが、ジョン・パティトゥッチで、
ドラムが、ブライアン・ブレイド。
そして、ピアノがブラッド・メルドーというスーパーチーム。

ジョシュア・レッドマン「ロングゴーン」のベースをスイッチしたようでもあり、
ジョン・パティトウッチ・トリオ「ライヴ・イン・イタリー」のトリオにピアノのメルドーが加わったようでもある。
ありそうでなかったけど、
もちろんスーパーなメンバー各自は、相互に共演回数数しれずだろう。

クリス・ポッターは、かなり尖った企画も多いし、
SFJazz Collectiveでも忙しい身なので、
なにか、しっとりとプライベートな音楽をクリエートしたいという願望みたいなものが、
あったのだろうか、なんとなくこのメンバーからそんな意図が汲み取られる。

相変わらず気持ちよく吹き切っているけど、
心持ち大人しめというか、炎のようなブロウ率は低い。
キレキレなんだけどロマンチック多めというか。
4人の絶妙な技の冴えが終始続き、聴き応えは十分だ。
ポッターのキレ、フレージングにはもちろんだが、
それぞれのソロ、あるいはコンピング、インタープレイの美しさに息を呑む。

最後、とどめの1発は9分34秒のパーフェクトなサックス・ソロ。
もう天を仰ぐしかない。素晴らしい!

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