Trumpet player's albums

Kneebody / The Line / 2013
ニーボディ / ザ・ライン / No.4168

ジャズを更新する異端児たちの快走!
A fast run of heretics updating jazz!

Kneebody / The Line / 2013

Tenor Saxophone, Effects – Ben Wendel
Trumpet, Effects – Shane Endsley
Drums – Nate Wood
Electric Bass, Electric Guitar – Kaveh Rastegar
Electric Piano, Synthesizer – Adam Benjamin
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きょうは、きのうの “ Julian & Roman Wasserfuhrs ” のアルバムに参加してたドラマー、ネイト・ウッドが活躍するバンド、ニーボディから2013年リリースの “ The Line ” 。

メンバーは、サックスのベン・ウェンデルにトランペットのシェーン・エンドスリー、
ドラムがネイト・ウッドでベースがカーヴェー・ラステガー、
そして、キーボードが、アダム・ベンジャミンというメンツ。

楽曲主体というかテクスチャーに重きを置いてるような音楽だけど、インプロビゼイションが無いわけではない。むしろ定型のフレーズを誰か奏でていても、ウェンデルのサックスもエンドスリーのペットもインプロしっぱなしだったりする。

実験音楽というか、ポストロックというか、ビート・ミュージックに近い。
シンセやオルガンも、あるいはベースもファズがかかったような、ひしゃげたようなの音色が多用されている。

これ聴いてられるかな、なんて感じているのに、静かに毛穴から音が浸透してくる。
いつのまにか埋没感を憶えトランシーな感覚を憶える不思議な魅力がある。

決め事のないフリーに近い感じをあたえながらも、じつは細かなパターンを沢山つなぎ合わせて織り上げていくような緻密な音楽なのかもしれない。

ジャズを更新する異端児たちが快走、改造車で繰り広げる公道レース。
石つぶてが飛んでくるようなライヴを体感してみたい。


RELATED POST