Piano Trio

Gogo Penguin / Everything Is Going to Be OK / 2023
ゴーゴー・ペンギン / エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビィ・オーケー

転換点に立ったトリオの軌跡、ペンギン・トリオはどこへ向かう?
The trio’s trajectory at a turning point; where is the Penguin Trio headed?

Gogo Penguin / Everything Is Going to Be OK / 2023
ゴーゴー・ペンギン / エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビィ・オーケー

Piano, Synthesizer – Chris Illingworth
Double Bass, Bass Guitar, Synthesizer – Nick Blacka
Drums – Jon Scott
Composed By – Chris Illingworth, Jon Scott, Nick Blacka

ゴーゴー・ペンギン3連発目!
ただし、現代ジャズドラマー列伝 ≪ ロブ・ターナーの巻 ≫ ではない。

なな、なんと最新作でドラムのロブ・ターナーが抜けている。
新たに加入したドラマーは、ジョン・スコット
納得のキャリアの持ち主だということは分かる。しかし、驚いた。
“Everything Is Going to Be OK” とは、まさしく彼らの心境なのかな。

レーベルもブルーノートから、ベルリンのXXIM Records(トゥエンティワンエム・レコーズ)へと移っている。
また大きくは変わっていないものの
アコスティック楽器での限界に挑戦していたかのようなスタイルから、
シンセやエレキ・ベース、シンセ・ベースが導入されている。

一体彼らに何があったのか ?!
サウンドは、ドラムが若干後ろへ下がり、
まったり度が増したというか、アンビエント強めになった。
ターナーのドラムがなくなり火花が散らなくなったというか、
ちょっと丸くなった感がある。

今後ゴーゴー・ペンギンは、どう舵を切っていくのか。
ジョン・スコットは、次第にその牙を見せるのか。
なにより、ロブ・ターナーは、これから何をやってくれるのか。
興味は尽きない。

劇的な転換点に立ったトリオの軌跡、ペンギン・トリオはどこへ向かう?

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