Brad Mehldau / Places / 2000年
ブラッド・メルドー / プレーシズ / No,2222
さて月曜日のブラッド・メルドー、きょうは2000年のアルバム。
前回紹介の “ The Art Of The Trio 4 ” も2000年だったから、ほぼ同時期。
メンバーも代わってないから、明らかにコンセプトの違うアルバムということになる。
全編オリジナルでうち7曲がソロ・ピアノ。
ん〜“ The Art Of The Trio 4 ” で感じたメルドーの一人歩き感を象徴するようなアルバム。
とは言え内容は、もちろんすばらしい。
タイトルが示すとおり、全ての曲は、それが作曲された地名あるいは場所がタイトルとなっている。しかし中味は、どこへ行っても狂おしいほどの音への希求と沈鬱を繰り返すメルドー自身のアタマのなかの旅のようだ。
あるいはソロとトリオが交互に現れる様は、彼らのツアーでの演奏とその先々で彼が沈思する様をも思わせる。
マジメな人なのだブラッド・メルドーは。
自分のなかに湧き上がってくる音楽的衝動に正直で、嘘がつけない。
そうそう、曲調から察して “ マドリード ” という所は、なにか心浮き立つところなのかな。沈考えるするような曲が多いなかで、メルドーがはにかむように笑っているようで、ちょっとうれしい。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Poetic / ポエティック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
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Piano – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jorge Rossy
Brad Mehldau Madrid.
Brad Mehldau – Los Angeles
Places by Brad Mehldau (2000-09-11)
- アーティスト:Brad Mehldau
- メディア: CD
