Mark Guiliana

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Mark Guiliana / マーク・ジュリアナ / No,002

2000年代を代表するピアノ・トリオの最高峰!
The best piano trio of the 2000s!

Avishai Cohen Trio / Gently Disturbed / 2008年
アヴィシャイ・コーエン・トリオ / ジャントリー・ディスターブド

Bass – Avishai Cohen
Drums – Mark Guiliana
Piano – Shai Maestro

現代ジャズドラマー列伝 ≪ マーク・ジュリアナの巻 ≫ 第2弾!

引き続いてアヴィシャイ・コーエンのアルバム。
マーク・ジュリアナがキャリアを積んだのがアヴィシャイ・コーエン・トリオ。

アヴィシャイとの関係で4枚のアルバムを残したマーク・ジュリアナだけど、このアルバムは、その最終章。

まず、“Lyla”、そして昨日の “At Home” 、それから “Continuo”ときて、
その後、ピアニストのサム・バーシュが、シャイ・マエストロに代わり、
この “Gently Disturbed”となる。

最終章にふさわしい到達点と言ってもいい素晴らしいアルバム。

もちろんピアノトリオの最高峰と言うからには、
ピアノのマエストロ、
ベースのアヴィシャイ、
ドラムのマークという3者のエッジが立ちまくってる。

こころ躍る怒濤の変拍子。
胸をしめつける哀愁。
吹き荒れるエキゾチカ、あ〜堪らん。

これはね、もう正座して聴くべき。
ジャズ喫茶のような環境で聴きたいアルバム。
オイラも、アナログで所有の愛蔵盤。

いや、ほんとなかなかお目にかかれない至宝。
2000年代を代表するピアノトリオの名盤。
ため息の出るような素晴らしいアルバム。

これは、ピアニスト違うけど◎、ジュリアナ大活躍!

Mark Guiliana / マーク・ジュリアナ
– 1980年、ニュージャージー州生まれ –

15歳の時、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリペッパーズを聞いてドラムを始める。地元のドラマーから5年間レッスンを受け、ドラムを始めて2~3年頃からジャズドラムに専念。ウィリアム・パターソン大学でジョン・ライリーに師事、2003年にジャズ研究とパフォーマンスの学位を取得して卒業。
アヴィシャイ・コーエンのバンドで頭角を現し、その後マリア・シュナイダー、ブラッド・メルドーとのデュオ “メリアナ”、デヴィッド・ボウイの遺作『★(Blackstar)』を支えるバンドに抜擢されグラミー賞授賞式では、バンドメンバーとして登壇し5部門を受賞、その活躍は多岐に渡る。
近年は”ビート・ミュージック”をテーマにした作品をリリース。ジャズ、そしてビート・ミュージックと、ジャンルを超え活躍。
マシンライクなドラミングで有名だが、自身のアコースティックなジャズ・カルテットでもジャズを更新し続ける。拡張するジャズシーンの中でも最前線といえるドラマー。

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