試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.032
ブラジルの風が吹き抜ける!窓を開けてクラフト・ビールでも飲みたくなるアルバム。
トリオ・クルピラは、ピアニスト アンドレ・マルケスのピアノ・トリオ・ジャズ・ユニット。
Contemporary Jazz for Exams≪ Introductory Edition ≫ Vol.032
Trio Curupira / Janela / 2013
A Brazilian breeze blows through! This album makes me want to open the window and drink a craft beer.
Trio Curupira is the piano trio jazz unit of pianist André Marques.
Trio Curupira / Janela / 2013
Piano, Electric Piano, Handclaps, Voice, Flute, Whistle, Melodica,, Composed By – André Marques
Drums, Percussion, Pandeiro, Whistle,Handclaps, Tamborim, Melodica, Acoustic Guitar, Voice, Composed By(Tracks:12) – Cleber Almeida
Bass, Acoustic Guitar,Guitar, Flute, Handclaps, Composed By(Tracks:3) – Fábio Gouvea
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
アヴィシャイ・コーエンのイスラエル風味ピアノ・トリオから、クリスチャン・マクブライドの正統派ピアノ・トリオと来たんで、きょうはアンドレ・マルケスのブラジリアン・ピアノ・トリオ。
これまた空気感のまったく違うジャズでおもしろい。
独特の明るさと、跳ねるようなリズムの躍動感、メロディアスなフレーズのオンパレード。
とくにこのトリオは、ベースのファビオ・ゴウヴェイアがアコースティックではなくエレクトリックの多弦ベースを駆使してて、低温から広域まで幅広く動き回ってよく歌う。
ピアノとの絡みを追っていくのも聴く楽しみだ。
エレクトリック・ベースとの親和性からかエレクトリック・ピアノもよく使われていて、そこら辺が軽快さとリラックスした空気を演出してもいる。
一口にブラジル風と行ってもマルケスの師匠エルメート・パスコアール風のものからプログレッシブな雰囲気なもの、フォークロア、ミニマムライク、正統派高速4ビート、そしてバラードと様々なタイプの楽曲が揃っているけど、ベースのゴウヴェイアの弾くアコースティック・ギターが、アンドレの吹くフルートが、ハーモニカが、その全てが美しく躍動感と光に溢れてる。
クレジット見てもらうと分かるけど、メンバーみんなマルチに楽器を演奏するし作曲もする。
音楽を創りあげる歓びに満ちた空気が、ブラジル・ジャズ1番の特長だろうか。