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Contemporary Jazz for Exams
≪ Introductory Edition ≫Vol.031
試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.031
Christian McBride Trio / Live at the Village Vanguard / 2015
クリスチャン・マクブライド・トリオ / ライブ・アット・ザ・ビレッジ・ヴァンガード/ No.3241

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.031

現代最高のベースプレイヤー、クリスチャン・マクブライド率いるバンド。まさしくこれぞピアノ・トリオの教科書!

Contemporary Jazz for Exams≪ Introductory Edition ≫  Vol.031

Christian McBride Trio / Live at the Village Vanguard / 2015

A band led by one of the best bass players of our time, Christian McBride. This is truly a textbook piano trio.

Christian McBride Trio / Live at the Village Vanguard / 2015

Thrilling Sounds / スリリング度☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
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Bass – Christian McBride
Piano – Christian Sands
Drums – Ulysses Owens Jr.

先週は、ベーシスト アヴィシャイ・コーエンの新しいサウンドのピアノ・トリオだったので、本日は超正統派ピアノ・トリオで行きたいと思う。

アヴィシャイ・コーエン同様ベーシスト率いるピアノ・トリオ。
クリスチャン・マクブライドといえば、誰もが認める当代随一のベース・プレイヤー。
ピアノはクリスチャン・サンズ、そしてドラムがユリシーズ・オウエンスJr。
マクブライドが、秘蔵っ子2人を起用したのがこのピアノ・トリオということになる。

ご機嫌アルバム請負人クリスチャン・マクブライドだから、もちろん大当たりアルバム。
58回グラミー賞・インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ賞ウィナーを獲得のアルバムでもある。

マクブライドは、どえらい存在感のソロで1曲目から飛ばす。
もちろんピアノ&ドラムに見せ場もたっぷり。

溢れるエナジー、ほとばしる熱量!
これでもかと力強くグルーヴするサウンド、歌心、ダイナミズムは言うことなし。
この活気と活力と楽しさこそ、まさしくジャズだ。

幾多の伝説を生みだしてきたライブ・ハウス、ビレッジ・ヴァンガード。
そこでのライブ盤となれば、力が入るのも当然というもの。

ジャズのアルバムを選ぶ際、ビレッジ・ヴァンガード・ライブというのが目に入ったら、まずプレイヤーそしてレーベルも自信ありのアルバムだと判断してもいいだろう。そんな指標にもなるのがビレヴァンライブ盤だ。

結成から2年以上を経過してバンドとしての練度の上がった頃合い、ベテラン・クリスチャン・マクブライドが世に送り出したこのアルバム、悪いワケがない。いや、最高〜!

現代ジャズのなかでも王道中の王道、ピアノ・トリオの教科書と呼べる傑作ライブ盤なり。

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