Dave Holland

Dave Holland Quintet / Point of View / 1998
デイヴ・ホランド・クインテット / ポイント・オブ・ヴュー / No.4066
Legendary Series / Dave Holland
デイヴ・ホランド / No.011

2000年代のホランド・ミュージックの起点となったアルバム!
The album that started the Holland music of the 2000’s!

Dave Holland Quintet / Point of View / 1998

Bass – Dave Holland
Drums – Billy Kilson
Soprano Saxophone, Alto Saxophone – Steve Wilson
Trombone – Robin Eubanks
Vibraphone, Marimba – Steve Nelson
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

Legendary Series ≪デイヴ・ホランドの巻≫ 。

きょうのアルバムは、デイヴ・ホランド自身のクインテットで1998年の “ ポイント・オブ・ヴュー ” 。

メンバーは、ベースがデイヴ・ホランドにドラムは、ビリー・キルソン。
ソプラノ&アルト・サックスのスティーブ・ウィルソン。
ヴィブラフォンおよびマリンバのスティーヴ・ネルソン。
そして、トロンボーンのロビン・ユーバンクスという布陣。

一聴して、シブッ!クールで都会的なサウンド。
ベースのミニマムっぽいカッコいいフレーズに続いて
ユーバンクスのトロンボーン、ウィルソンのサックスと絡み、
ネルソンのヴァイブが包み込む。

ヴァイブの響きは、知的でクールで都会的なセンスを演出するけど、
温かなトロンボーンが冷たくなりすぎるのを緩和する。

全体的にゆるやかなビートが心地いい。
浮遊するようなハーモニーと滲む水彩のような打点。
もちろん激しめの局面はあるものの、
どこまでも眠りを誘うほどに穏やか。

ホランドは、このアルバムでのデューク・エリントンからの影響を挙げている。
この美しいハーモニー、アンサンブルは、エリントン的美学を現代的響きで構築したということだろうか。

時代の空気を反映したこのクールネス。
以降アルバム4枚にわたって、このメンバーでのクインテットは活動してゆく。
2000年代のホランド・ミュージックの起点となったアルバム。

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