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Christian McBride Big Band / Bringin’It / 2017 クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド / ブリンギン・イット / No.4178

正統派でありながら、コンテンポラリーの洗練を纏ったキレのあるビッグ・バンド!
An orthodox yet crisp big band clothed in contemporary sophistication!

Christian McBride Big Band / Bringin’It / 2017

Bass Guitar – Christian McBride
Trumpet – Brandon Lee, Frank Greene, Freddie Hendrix, Nabate Isles
Alto Saxophone, Flute, Piccolo Flute – Todd Bashore
Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Flute – Steve Wilson
Tenor Saxophone, Clarinet – Dan Pratt
Tenor Saxophone, Flute – Ron Blake
Baritone Saxophone, Bass Clarinet – Carl Marachi
Trombone – Joe McDonough (Tracks: All except 11), Michael Dease, Steve Davis (Tracks: 11)
Bass Trombone – Doug Purviance, James Burton
Drums – Quincy Phillips
Guitar – Rodney Jones (Tracks: 1, 10)
Harp – Brandee Younger (Tracks: 10)
Lead Vocals – Melissa Walker (Tracks: 6, 8)
Piano – Xavier Davis
Producer – Christian McBride
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きょうは、ラージ・アンサンブルでいこうかな。
2017年のアルバム、クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンドの1枚。
前作でグラミーを獲り、6年ぶり満を持してのアルバムが、これ。

当代一のナンバー1ベーシスト、クリスチャン・マクブライドが選びぬいたメンツ、そして時間をかけて練り上げた楽曲、まあ悪いワケがない。
とびきりゴージャスで、とびきりご機嫌な時間が過ごせるアルバムだ。

1曲目、ホーンが入る前ドラムとベースとギターだけでもうワクワクしてくる。
きわめて正統派というか伝統的なビッグ・バンド・サウンドでありながら、
コンテンポラリーの洗練を受けてキレのあるサウンド。

迫力、ダイナミズムはもちろんだけど、
そこに緻密さや繊細さ、小粋な現代感覚が加わって変幻自在のアレンジメント。
見せ場をよく分かってる、いや知りつくしてる。

トランペット、フレディ・ヘンドリックスのハイトーンが冴える。
ソウルフルなロドニー・ジョーンズのギター。
ザヴィア・デイヴィスの転がるピアノ。
そして一糸乱れぬホーンセクションの躍動&ブレイクしてのマクブライドのベース。

全11曲中、マクブライド作が3曲。
スティーヴ・デイヴィスが1曲、フレディ・ハバードが1曲、
マッコイ・タイナーが1曲、ウェス・モンゴメリーが1曲で、
他はスタンダードという内容。

最近は大編成と言えば、
マリア・シュナイダー・オーケストラ、
そして挾間美帆、先週紹介したファビア・マントウィルなど、
女性が台頭している気がする。

一方、このアルバムは、男性的というわけではないけど、
正統派の強い香りを発しつつも現代的なスタイルを提示した。
洗練の極みクリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド、カッコいいぜ!

そうそう、クリスチャンの夫人であるメリッサ・ウォーカーが2曲参加。
華やかなアレンジとともに、彼女が極上の歌声を披露してくれてる。

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