Terri Lyne Carrington

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Terri Lyne Carrington / テリ・リン・キャリントン / No,004

Terri Lyne Carrington / テリ・リン・キャリントン
– 1965年マサチューセッツ州メッドフォード生まれ –

サックス奏者の父の影響で幼少時にサックスを演奏し始め7歳でドラムに転向、キース・コープランドに師事。12歳でバークリー音楽大学の奨学金を獲得。10代の頃はアラン・ドーソンに師事し、また作編曲についても学ぶ。1983年ジャック・ディジョネットの奨めでニューヨークに身を移す。
ウェイン・ショーターのオーディションに合格しアルバム『ジョイ・ライダー』の録音に参加。ツアーにも同行することで、その名を世界に知らしめる。自身のアルバムでグラミーを2度受賞。アメリカで最も権威あるジャズ誌ダウンビートの評論家&読者投票でも常にトップあるいは上位に位置し、現在女性ドラマーとしてというよりダントツのトップドラマー。
パワフルなストロークから生みだされる圧倒的なテクニックとグルーヴ感が持ち味。多彩なワザとダイナミズム溢れる変幻自在なプレイでサウンド全体をコントロールする。2007年にはバークリーの教授に就任。
2018年には “Berklee Institute of Jazz and Gender Justice” という新しい学部を創設した。

ジャンルを超越したエスペランサの新時代室内楽 / 週末コンフォート
Esperanza’s New Age Chamber Music that Transcends Genres / Weekend Comfort

Esperanza Spalding / Chamber Music Society / 2010
エスペランサ・スポルディング / チェンバー・ミュージック・ソサイエティ

Bass, Vocals, Produced By – Esperanza Spalding
Drums – Terri Lyne Carrington
Percussion, Drums, Bombo – Quintino Cinalli
Piano – Leo Genovese
Electric Piano, Melodica – Leo Genovese
Cello – David Eggar
Viola – Lois Martin
Violin – Entcho Todorov

ジャンルや時代を超えてリラックスをテーマに週末コンフォート。
先週に引き続いてのエスペランサ・スポルディング。

また、現代ジャズドラマー列伝 ≪ テリ・リン・キャリントン ≫ の第4弾。

20歳にして名門バークリー音楽大学の最年少講師となった才媛エスペランサ・スポルディングの第53回グラミー賞、最優秀新人賞を獲得した作品。

まさしく新時代の室内楽。
ジャズのみならず、フォーク、ポピュラー、あるいは、ワールド。
そしてもちろんクラシック音楽の要素までもが内包された音楽。

ま、難しいことは抜きに春の陽気にまかせて、音楽に浸ろう。
スパークリング・ワインとか傾けて、優雅な花見ができそう。

みなさま、よき週末を。

RELATED POST