Ari Hoenig

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Ari Hoenig / アリ・ホーニグ / No,007/ 週末コンフォート

シャイ・マエストロ参加!ご機嫌サウンド請負ドラマー アリ・ホーニングのスタンダード集。
Shai Maestro joins! Standards collection by Ari Horning, the Moody Sound Contractor Drummer.

Ari Hoenig / NY Standard / 2018年
アリ・ホーニング / NY スタンダード

Drums, Producer – Ari Hoenig
Bass – Orlando Le Fleming
Guitar – Gilad Hekselman (track: 1 to 3, 5, 6)
Piano – Eden Ladin (track: 3, 5), Shai Maestro (track: 4, 6), Tigran Hamasyan (track: 2)
Tenor Saxophone – Tivon Pennicott (track: 5 to 7)

リラックスをテーマに週末コンフォート。
ドラマー、アリ・ホーニングを続けてきたので、今日も、その流れで1枚。

アリ・ホーニングのスタンダード集。
なんとシャイ・マエストロ参加。
マエストロは2曲だけだけど、ピアノは他にエデン・ラディンが2曲と、
ティグラン・ハマシアンが1曲参加、豪華だ。

ベースは、オーランド・ル・フレミング。サックスにティヴォン・ペニコット、ギターは、ギラッド・ヘクセルマン。

1曲目、いきなりマイルス&エヴァンス “ Boplicity ” でいい湯加減。
そして2曲目コルトレーン “ Bessie’s Blues ” でギターとピアノの絡みがカッコよし、堪らん。

リラックスしたムードで、センスの良さ、アイデア、遊び心、小粋な気持ちよさが最後まで続く。4曲目、シャイ・マエストロによる “ Someday My Prince Will Come ” も秀逸。

ライブ盤ではないけど、いかにも彼らをNYのホームグランド、ライブハウスで楽しんでいるかのような、そんな心地よさが支配するご機嫌盤。

こちらは、まだまだ暑さの引かない南国ですが、
お住まいのの地域はいかがでしょ。

みなさま、よき週末を。

Ari Hoening / アリ・ホーニグ
– 1973年、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ –

父親は指揮者でクラシック歌手、母親はバイオリニストでピアニスト。6歳のときからバイオリンとピアノを習い始めた。12歳でドラムを始め14歳の時には地元のクラブで若いジャズミュージシャンたちと腕を磨く。フィラデルフィアの高校に進学し、そこで音楽理論や楽器演奏の技術を学び、卒業後NYへ。
メンバーと調和しながらも複雑なリズム、高度なコンビネーションを難なくこなし、誰よりもエモーショナルなプレイスタイルでグループを牽引し、聴衆を虜にする。また、マレットあるいは手や肘を使ったミュート&ベント奏法(トーキングドラムというか、ドラムでメロディを歌う奏法)を得意としており、さまざまな表情を見せるドラミングは圧巻。
数多くのレコーディングに参加し、自身のリーダーとしての作品も精力的にリリース。
また教育活動にも力を注いでいる。その高い演奏技術や独自のプレイスタイルによって、現代ジャズシーンで非常に重要な存在である。

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