Guitar player's albums

Wolfgang Muthspiel, Brian Blade / Friendly Travelers Live / 2008年
ウォルフガング・ムースピール, ブライアン・ブレイド / フレンドリー・トラベラーズ・ライブ / No,3003

1曲ごとに驚きと、新鮮さと、ニヤリが詰まってるウォルフガング・ムースピールとブライアン・ブレイド珠玉のデュオ・ライヴ。

Guitar, Vocals – Wolfgang Muthspiel
Drums, Vocals, – Brian Blade
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆

さて、ひさびさにギタリストいってみよう。
ウォルフガング・ムースピールとブライアン・ブレイドのデュオ・ライブ盤。以前紹介したこちら ↓

https://www.jazzdogs.bar/entry/2020-06-16-wolfgangmuthspiel

の内容でのツアーを録音したものだ。
正直、あまり期待していなかった。
なぜなら、 “ フレンドリー・トラベラーズ ” は素晴らしいが、ギターの音は重ねて録音してあるからだ。ライブだとちょっときびしいだろ、という思い込みが先走る。

いやいやいや、これがいいんですよ。
もちろん、音の層はすこし薄くなってる。
でもね、サンプラーを使った音重ねがあまりにも絶妙&自然で、

「え ?! これひとりで演ってるの ?! 」という巧みさに思わず耳が釘付けになる。(ギターがひとりということです)

そして、それに絡むブレイドのドラムプレイがまたいい。
空間を彩る凄腕の内装屋(?)。
スリリングなのに、リラックス。

日頃ひかえめな(繊細というか、ドカスカやたらとデカい音で叩く人ではないよね)ブレイドのプレイがより聴き取りやすいのも功を奏してる。

1曲目でまずギター・プレイに驚き。
2曲目のポリリズムにうなり。
3曲目の美しさに我を忘れ。
てなぐあいに曲ごとに驚きと、新鮮さと、ニヤリが詰まってる。

マジ、いいアルバムですよこれ。

それにしても、ブライアン・ブレイドのプレイの楽しそうなこと ↓。
この人のライヴは、ほんと観てみたい。

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