Ulysses Owens Jr.

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Ulysses Owens Jr./ ユリシーズ・オーウェンズ・ジュニア/ No,005

ライブの盛り上がりがまざまざと想像させられる快作!
It is a pleasant work that makes you imagine the excitement of a live performance!

かっちょ、ええ〜!

New Century Jazz Quintet / In Case You Missed Us / 2015年
ニュー・センチュリー・ジャズ・クインテット / イン・ケース・ユー・ミスド・アス

Trumpet – Benny Benack
Alto Saxophone – Tim Green
Bass – Yasushi Nakamura / 中村恭士
Drums, Producer – Ulysses Owens Jr.
Piano – Takeshi Ohbayashi / 大林武司
Alto Saxophone [Guest] – Braxton Cook (tracks: 4)

今日も続く、
現代ジャズドラマー列伝《 ユリシーズ・オーウェンズJr.の巻 》第5段。

大林武司とドラマーユリシズ・オーウェンズ Jr.の出会いで生まれた日米ハイブリッド・バンド “ ニュー・センチュリー・ジャズ・クインテット ” をもう1発。

これは、2015年のセカンド。
1ミリもぶれないド直球は、さらに磨きがかかってる。

4曲目、ゲストのアルト・サックス ブラクストン・クックが加わった1曲を除いて2管体制のハード・バップで押しまくる。

ご機嫌なボビー・ワトソンのタイトル・ナンバー に始まり、ティム・グリーン作が3・8・10と3曲、ベニー・ベナック、大林武司、中村恭士、ブラクストン・クック曲が各1曲。
それから6曲目は久石譲作の “ Kaze No Torimichi ” 、
9曲目コルトレーンの“Naima ” 、11曲目マルグリュー・ミラーの “ Eleventh Hour ”、ラスト曲スティーヴィー・ワンダーの “ Love’s in Need of Love ” 。

ハズレ無しの、素晴らしい構成なんだけど、
特にボビー・ワトソンのオープナー、
非常にテクニカルなクック作 “ Upon Closer Look ” 、
中村作の軽快なラテン・ナンバー “ Burden Hand ” 、
「となりのトトロ」の挿入歌を3拍子にアレンジした“ 風の通り道 ”、
コルトレーンの “ Naima ” など、見事だ。

ライブの迫力、そして楽しさがまざまざと想像させられるニュー・センチュリー・ジャズ・クインテット快作セカンド、間違いない。

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