Pianist and Keyboard player's albums

Marialy Pachco / Reload / 2022
マリアリー・パチェーコ / リロード / No.5004

クラシックで培ったテクニックとジャズ、そしてキューバのウルトラ・ハイブリッド・サウンド!
Classically trained technique, jazz and Cuban ultra-hybrid sound!

Marialy Pachco / Reload / 2022

Piano, Vocal ーMarialy Pacheco
Bass – Juan Camilo Villa
Drums, Percussion – Miguel Altamar De La Torre

Guests :
Bass – Avishai Cohen (Tracks: 3)
Trumpet – Nils Wülker (Tracks: 5)
Timbales – Karl Perazzo (Tracks: 6)
Percussion – Rhani Krija (Tracks: 7, 8)
Congas, batas – Sebastian Nickoll (Tracks: 9)

きょうは、きのうに引き続いてキューバン・ピアニスト、
マリアリー・パチェーコのアルバム、2022年の最新リリース。

なかなか心浮き立つご機嫌なアルバム。
きのうの “Spaces Within” とは、うって変わってラテンが香りが立つ。

と言っても熱く激しく責め立てるラテンではなく、どこまでもエレガント。
パチェーコの粒立ちよく明瞭でふくよかなピアノの音色は、
品があるというか、色気があるというか、じつに魅力的だ。
ブラジリアン・ジャズにも近い、明るさと歌心がある。

それから、この作品ではゲストも多数。
3曲目では、ベーシストのアヴィシャイ・コーエンとデュオってて、これが新鮮。
5曲目では、なんとドイツのトランペッッター、ニルス・ヴェルカーが吹いている。
そのほか、パーカッショニストが3名参加。
複雑な構成ではないけど、豪華な顔ぶれでの変化も楽しめる。

彼女は、ヴォーカルというかヴォイスというか声も披露してるけど、
なんかこう、ジャケ写から想像されるようなたくましさ(失礼)とは、うらはらな可憐な感じが微笑ましい。

クラシックで培われたテクニックとジャズ、そしてキューバの風土が生むラテンフィーリングのウルトラ・ハイブリッド。全編一気に楽しめる爽快アルバム。

RELATED POST