Terri Lyne Carrington

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Terri Lyne Carrington / テリ・リン・キャリントン / No,004 / 週末コンフォート

ファンク封印、ジャジーなジョージ・デュークの魅力!
Funk sealed, jazzy George Duke charm!

George Duke / In a Mellow Tone / 2006
ジョージ・デューク / イン・ア・メロウ・トーン

Piano, Keyboards, Produced By – George Duke
Alto Saxophone – Everette Harp
Drums – Terri Lyne Carrington
Electric Guitar – Ray Fuller
Electric Upright Bass – Brian Bromberg
Percussion – Airto Moreira, Munyungo Jackson

時代やジャンルを超えてリラックスをテーマに週末コンフォート。

本日は2006年、ジョージ・デュークの1枚。
このアルバムはドラマー、テリ・リン・キャリントンが叩いてる1枚でもある。

ジョージ・デュークといえば、ソウル・ファンクよりのフュージョン・キーボーディスト。
しかし、いつになく本作はジャジーに、そしてメロウに迫ってる。

なんせピアノを中心に弾いてるし、
ソロ、トリオ、あるいは弾き語りとアコースティックに迫ってる。

お節介で過剰でサービス精神旺盛すぎな、ジョージ・デュークの静かな一面というか、
素の部分がよく出ている(と思いたい)名盤だ。

春のうららかな一日をグッド・ミュージックで、
みなさま、よき週末を。

Terri Lyne Carrington / テリ・リン・キャリントン
– 1965年マサチューセッツ州メッドフォード生まれ –

サックス奏者の父の影響で幼少時にサックスを演奏し始め7歳でドラムに転向、キース・コープランドに師事。12歳でバークリー音楽大学の奨学金を獲得。10代の頃はアラン・ドーソンに師事し、また作編曲についても学ぶ。1983年ジャック・ディジョネットの奨めでニューヨークに身を移す。
ウェイン・ショーターのオーディションに合格しアルバム『ジョイ・ライダー』の録音に参加。ツアーにも同行することで、その名を世界に知らしめる。自身のアルバムでグラミーを2度受賞。アメリカで最も権威あるジャズ誌ダウンビートの評論家&読者投票でも常にトップあるいは上位に位置し、現在女性ドラマーとしてというよりダントツのトップドラマー。
パワフルなストロークから生みだされる圧倒的なテクニックとグルーヴ感が持ち味。多彩なワザとダイナミズム溢れる変幻自在なプレイでサウンド全体をコントロールする。2007年にはバークリーの教授に就任。
2018年には “Berklee Institute of Jazz and Gender Justice” という新しい学部を創設した。

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