Bass player's albums

Janek Gwizdala / Theatre By the Sea / 2013年
ヤネク・グウィズダーラ / シアター・バイ・ザ・シー / No,3037

多弦ベースをクラシック・ギターのように操るオトコ、ヤネク・グウィズダーラ。

Janek Gwizdala / Theatre By the Sea

Bass, Composed By, Handclaps, Keyboards, Programmed By – Janek Gwizdala
Drums, Percussion – Peter Erskine
Piano – Alan Pasqua
Vocals – Lizzy Loeb
Bass Trombone, Trumpet – Elliot Mason
Guitar – Sergio Vallín, Mike Stern, Nir Felder
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone – Bob Franceschini
Trumpet – Randy Brecker
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

本日は、ヤネク・グウィズダーラのアルバムを紹介。
3日間UKのトランペッター、ヤズ・アーメッドの紹介だったけど初日のファーストでガッツリ組んでた実力者ベーシストがヤネク・グウィズダーラ。

彼はロンドン出身、クラシック・ギターから音楽に入りドラムも経験、そしてベースに転向した後バークリーに入学、その後はNYで活躍という経歴の持ち主。

ウッド・ベースは弾かないけど、多弦ベースをギターのように操りメロディックなラインで魅了する。2011年の渡辺香津美のトリオ作 “ トリコロール ”  に参加したベーシストだ。

このアルバムも、ドラムにピーター・アースキン、ギターの二ル・フェルダー。ゲストとしてギターのマイク・スターン、トランペットのランディ・ブレッカーとそうそうたるメンツが参加している。

他のメンバーは知らなかったけど、それなりの実力者なのは間違いない。
トロンボーンのエリオット・メイソンとか、じつにいい!

全体としてソフト・ジャズというかフュージョンな感じだけど、キメキメな路線ではなく、透明感と美しさの際立つ楽曲が目立っている。

いきなりヤネクのブラジル指向、あるいはアコースティック・ギターからの影響かスパニッシュ・ギター指向の曲から始まり、週末の朝とかゆっくりモーニング&珈琲とか楽しむのにうってつけの雰囲気だ。

テクニシャンなのに、あまり前へ出てこようとしないベースで、アルバムとしての完成度を重視してるところがまた、人柄を感じさせる。

いや〜なかなか気分のいいアルバムです。

RELATED POST