Mark Guiliana

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Mark Guiliana / マーク・ジュリアナ / No,009

のびのびとしたモリッシーのスタイルで、自由に泳ぎ回るアーロン・パークス!
Aaron Parks swims freely in the spontaneous Morrissey style!

Chris Morrissey / North Hero / 2013年
クリス・モリッシー / ノース・ヒーロー

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Bass, Composed By – Chris Morrissey
Alto Saxophone – Mike Lewis
Drums – Mark Guiliana
Piano – Aaron Parks

きょうも、現代ジャズドラマー列伝 ≪ マーク・ジュリアナの巻 ≫ 続いて第9弾!

時代が前後するけど2013年、ベーシスト クリス・モリッシーの作品。
↓ こちらの作品、

あるいは、↓ こちらの作品

同様、マーク・ジュリアナと盟友ベースのクリス・モリッシーが中心になって創ってる。
ただし、ピアニストがアーロン・パークスというところがミソで、
サックスが、マイク・ルイスが務めてる。全曲クリスの自作。

コンテンポラリーど真ん中だけれど、
なにか軽快さというか若さというか、爽やかさが漂う。

「モリッシーは、無意識のスタイル・ベンダーだ」
というニューヨーク・タイムズの言葉は、
このアルバムの音が、ジャズとポップスあるいはロックの
橋渡し的存在と言いたいのだろう。
ジャズとロックがうまく融合されてると。

たしかに2013年には、そう感じられたのかもしれない。
しかし、いまとなっては、これがいまのジャズの王道かな。

それから、
なんつってもアーロン・パークスのピアノがのびのびしていて、
全体的にリラックスした楽しさが伝わってくるのがいい。

狂おしいサックスの咆哮とか、キレキレの変拍子とか、
ガツーンと来るような激しい曲はないけど、楽曲とアレンジで聴かせる。

アルバムとして上手くまとまってるし、
くりかえし聴いて気持ちのいいアルバムだ。

リーダー作品でも、ベーシストに徹しているクリス・モリッシーの、
コンポーザーとしての魅力が十分に伝わってくる隠れ名盤だ。

これ、メンバー違うし、ヴォーカル入りだけど
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