Gary Burton

Gary Burton, Chick Corea / Duet / 1979 ゲーリー・バートン, チック・コリア / デュエット / No.4121 Legendary Series / Gary Burton レジェンダリー・シリーズ / ゲイリー・バートン / No.008

デュオのあるいはジャズの可能性を大きく拡げてみせた天才2人の記録、
宝石のような1枚。
This is a record of two geniuses who have greatly expanded the possibilities of duo or jazz. A gem of a disc.

Gary Burton, Chick Corea / Duet / 1979

Piano – Chick Corea
Vibraphone – Gary Burton
Composed By – Chick Corea (Tracks: 1 to 5, 7, 9), Steve Swallow (Tracks: 6, 8)
Producer – Corea, Burton
Executive-Producer – Manfred Eicher
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その8 ≫ は、
チック・コリア とのデュオ第2弾。

これは、ホント名盤中の名盤。
2人の初めてのデュオは “ クリスタル・サイレンス ”だったけど、
こちらでやり残したことを、やった感強いのがこのアルバム。

クリスタル・サイレンスが、静かなまさしくクリスタルな空気だったのに対し、
こちらは、熱くスパニッシュ・ハート強め。
9曲中7曲がチック・コリア作で、ジャズ濃度高め、ラテン濃度高めな内容だ。

2人の実力の音楽的幅の広さを示したというか、
まだまだ、オレたちこんなものじゃないのよ!と声が聞こえてきそう。

硬質な美しさ、緊張感と疾走感十分で、これでもかとグルーヴする。
2人の弾むこころが伝わってくる内容に、シビれる。

インスピレーションとおそるべき反応速度で、空間を美しくうめてゆく2人。
とめどなくパズルがうめられては、
また新たなパズルが色彩が拡がっては、シーンが生まれ変わってゆく。
めくるめく展開に息をするのを忘れてしまいそうだ。

デュオのあるいはジャズの可能性を大きく拡げてみせた天才2人の記録、
宝石のような1枚。

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