UK Jazz

Reinier Baas, Jonas Burgwinkel, Kit Downes / Deadeye / 2022年
リエニア・バース, ジョナス・ブルグウィンケル, キット・ダウネス / デッドアイ

デッドアイ、異才がクリエイトする唯一無二のオルガンジャズ!
Deadeye, the one and only organ jazz created by a different talent!

Reinier Baas, Jonas Burgwinkel, Kit Downes / Deadeye / 2022年
レイニエル・バース, ヨナス・ブルグウィンケル, キット・ダウネス / デッドアイ

前回は、UKジャズのKINGと呼ばれる男 シャバカ・ハッチングスの新譜を紹介したので、
本日は、やはりUK勢として八面六臂の活躍するオルガン奏者でピアニストでもあるキット・ダウネスのアルバム。

ダウネスは、オルガンといってもUSのようなソウル・ジャズ、あるいはゴスペルを想起するようなプレイヤーではない。
近年、ECM作品では教会のパイプ・オルガンなどのプレイでも知られる異色の人。

さらに個人名義以外にも、多彩なプロジェクトを主宰、あるいは参加する才人で、
その活動の幅は、なかなか捉えきれないし日本では知られていないかも。

UK出身ではあるけど、それこそシャバカ・ハッチングス一派のようなサウス・ロンドンというより、ヨーロッパ全土が活動拠点。UKぽさというかクラブ・サウンドぽさも、ほとんど感じられない独自のクリエーターだ。

このアルバムは、そんな彼が、
オランダのジャズ界のスター奏者ギタリスト、レイニエル・バースと
ドイツ出身で、やはりヨーロッパ全土で活躍するドラマー、ヨナス・ブルグウィンケルと
組んだトリオ。

意外とオルガンは控えめ。
幾何学的なギターと、ドラムンベースに近いようなドラミングが前めんに出てくる。
いずれの曲もジャズ・ロックと呼んでもいいような激しさ。
楽曲によっては、オルガンも70年代ロックのようにも激しく躍り出る。

全編に渡って幻想的な浮遊感とフリージャズのような激しさが交差する。
ヨーロッパならではのミクスチャーか。
なるほど、どこにもないこのメンバーだけのジャズ。
USでもなくUKでもなく、聴いたことのないサウンドが疾走する。

それにしても “Deadeye” てどんなユニット名 !? 死人の目 !?
調べると帆船に使われるロープを絞める三つ目滑車をデットアイと言うらしい。
トリオだけに洒落たのかな。
もっと、キット・ダウネスまわりの情報が欲しい。

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