2024年の20枚!

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Kendrick Scott / ケンドリック・スコット / No,008

多彩なアイデアと仕掛けを散りばめたファンタジックな一大ストーリー!
A fantastical, sweeping story interspersed with a variety of ideas and devices!

Taylor Eigsti / Plot Armor / 2024年
テイラー・アイグスティ / プロット・アーマー

Piano, Rhodes, Keyboards, Produced By, arranged By, – Taylor Eigsti
Guitar – Charles Altura
Electric bass – David Ginyard
Drums – Oscar Seaton Jr.
Violins – Stephanie Yu
Violas – Corinne Sobolewski, Benjamin von Gutzeit
Cellos – Mia Barcia-Colombo
Flutes – Rebecca Kleinmann

Vocals – Becca Stevens (Tracks: 3), Gretchen Parlato (Tracks: 3, 9), Lisa Fischer (Tracks: 6)
Tenor and Soprano sax, FX – Ben Wendel (Tracks: 2,3,4,9,13)
Trumpet – Terence Blanchard (Tracks: 5)
Tenor sax – Dayna Stephens (Tracks: 11)
Guitar – Julian Lage (Tracks: 3, 6)
Acoustic bass – Harish Raghavan (Tracks: 3, 5, 9, 10, 12)
Drums – Kendrick Scott (Tracks: 5, 9, 10, 12)

現代ジャズドラマー列伝 ≪ ケンドリック・スコットの巻 ≫ 第8弾!
ケンドリック・スコット繋がりでもう1枚。

これは大好きなピアニスト、テイラー・アイグスティの3年ぶりの最新作。
もうね、すごい力作ですわ これ。

なんつっても参加アーティストが豪華。
まず、レギュラー・メンバー的なのが、
ギターのチャールズ・アルトゥラに
ベースのデイヴィッド・ジンヤード、
ドラムのオスカー・シートン。

それにストリングスとして、
ヴァイオリンのステファニー・ユウに
ヴィオラのコリン・ソボレフスキとベンヤミン・フォン・グートツァイト。
チェロのミア・バルシア・コロンボに
フルートのレベッカ・クレインマン。

ゲスト的位置づけで、
ヴォーカルで、
ベッカ・スティーヴンス (Tracks: 3)、
グレッチェン・パーラト (Tracks: 3, 9)、
リサ・フィッシャー(Tracks: 6)。
サックスでベン・ウェンデル (Tracks: 2,3,4,9,13)とデイナ・スティーヴンス (Tracks: 11)。
トランペットは、テレンス・ブランチャード (Tracks: 5)。
ギターで、ジュリアン・ラージ (Tracks: 3, 6)。
ベースは、ハリシュ・ラガヴァン (Tracks: 3, 5, 9, 10, 12)。
ケンドリック・スコット (Tracks: 5, 9, 10, 12)というすごいメンツ。
全13曲なんで、まあ4割方はゲストとの曲。

しかし、ゲスト曲の素晴らしさは当然ながら、レギュラー・メンバーでの曲が秀逸なのだ。
特に、ギターのアルトゥラが ◎。
もう、嬉しくなるほど弾きまくっていてアイグスティとの相性もばっちし。
と言うかアイグスティは、ギターを活かすのが実に巧み。
爽快でファンタジックなテーマから2人のソロ回しなど、ご機嫌極まりない。

このメンバーでの曲は、殊のほかリズムというかドラムのサウンドが全面に出てきていて、
攻め攻めな感じなんだけど繊細さ流麗さ際立つアレンジメントが、常に心を穏やかに保ってくれる。
ストリングスを多用して、これでもかとサウンドメイクしてるのに、
ラージアンサンブルのように濃密すぎて聞き疲れ(オイラはそうなんです)
させるようなこともないアイグスティ・アレンジの絶妙なバランス感覚。

ゲスト曲は、ほぼヴォーカル曲によっていて、そこは安定のチル感。
それらが、ほどよく散りばめられ全体が、絶妙な構成だ。
多彩なアイデアと仕掛けを散りばめたファンタジックなストーリー展開。
テイラー・アイグスティ渾身の作品は、
彼の才能の見えない鎧によって完璧な1枚となっている。

RELATED POST