Stuff / Stuff / 1971年
スタッフ / スタッフ / No,1063
マイルス・デイビス&フェンダー・ローズつながり、
は終わりましたが、フェンダー・ローズでもう一枚だけ(しつこい)。
(でも紹介したマイルスの「Miles In The Sky」1曲目タイトルは Stuff なんですよ!
ちなみにメンバーを意味するスタッフは、Staff。 Stuff は麻薬とか葉っぱの隠語なんですね。むかし雑貨屋の奥のドアに “ Stuff Only ” と書いてハジをかきました)
満を持してMr.Rhodes リチャード・ティーの紹介、
もちろんバンド名はスタッフ。
このアルバム、すて曲なしの名盤ですが、
まずは、Mr.Rhodes の名刺とも言えるこの曲をどうぞ。
My Sweetness – Stuff
オイラには見えます!
同世代のみなさんが目を細めて遠くを見つめているのを!
瞳を閉じて、アタマをゆっくり振ってる方もいらっしゃる。
まったく同感ですよ〜!なんつは、ならんです。
もちろん、オイラがフェンダー・ローズシリーズのトリに
キーボードのリチャード・ティーを持ってきたのも、
彼が、ミスター・ローズと言われるのにもワケがある。
リチャード・ティーは音楽史上 1のローズ使いだと、
おそらく、すべてのミュージシャンが認める存在だと思われるから。
彼が、49歳がんで亡くなるまでに参加したアルバムは400枚を超える。
70年代後半から90年代初頭まで名曲のかげにリチャード・ティーあり。
このころ隆盛を極めたAOR、フュージョン、ソフトロック、シティポップ、
R&Bの多くの名盤に、彼のキーボードプレイは光ってる。
例えば、
ジョージ・ベンソン、クインシー・ジョーンズ、
ロバータ・フラッグ、グローバー・ワシントン・ジュニア、
デヴィット・サンボーン、スティーリー・ダン、ビリー・ジョエル、
エリック・ゲイル、チャカ・カーン、渡辺貞夫、バーバラ・ストライザンド、
サイモン&ガーファンクル、スティーブ・ガット、マイケル・フランクス、
コーネル・デュプリー、エリック・クラプトン、リー・リトナー、
ビー・ジーズ、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン
ポール・サイモン、マライア・キャリー、デヴィット・ボウイ、
などなど、まだまだ書ききれない数のアルバムに参加して、
すばらしいプレイを残した人。
ハッキリ言って超有名どころが足を向けて眠れない偉大なお方なり。
なんとピアノマンのアルバムでも、ローズを弾くリチャード・ティー。
Billy Joel – Just the Way You Are (Audio)
リチャード・ティーの名前は知らなくとも、
おそらく世界中の人が彼の演奏に酔ったはず。
Piano, Electric Piano, Organ – Richard Tee
Bass – Gordon Edwards
Drums – Christopher Parker,Steve Gadd
Guitar – Cornell Dupree, Eric Gale
Percussion – Christopher Parker, Gordon Edwards, Steve Gadd
ジェットストリーム、城達也の声が聞こえてきそう。
Stuff – Dixie
最後に Stuff の2枚目のアルバム“ More Stuff ” より、
この曲で泣いてください。
Stuff (1977) And Here You Are