Kris Bowers / Heroes + Misfits / 2014年
クリス・バワーズ / ヒーローズ+ミスフィツ / No,1026
ジュリアード音楽院はじまって以来の天才ピアニスト。
セロニアス・モンク・コンペティション2011年優勝者。
ポスト・グラスパー、ジャズ・シーン変革の急先鋒、
などと言われる俊英クリス・バワーズの全米デビュー作。
でもね、あまり気負わず聴くのがいいかも。
グラスパー同様、なかなかソロは弾かない。
どんな最新鋭ジャズなのかと思ったら、肩すかしかも。
じつに心地のいいアルバムなのだ。
オイラ、結構繰り返し聴いている。
もちろん、現代ジャズのスキルがそこかしこに使われているのは確か。
でも、これがジャズなのかどうかも不明。
そこら辺もグラスパーと似ている。
天才が、自分のやりたい音楽を自由に創作した結果がこれ。
新世代は、だれも旧来ジャズの形式やピアノソロにこだわらない。
そして楽曲のプロデュース力、サウンドメイク力にみな秀でている。
とてもよく出来たアルバムで、
ドライブ・ミュージックであり、パーティー・ミュージックであり、
極上のリラックス・アルバム。
もちろん、正座して聴くのも自由。
Piano,Synthesizer – Kris Bowers
Saxophone – Casey Benjamin (tracks: 3,4,6,8)
Saxophone – Kenneth Whalum (tracks: 3,6)
Drums – Jamire Williams
Electric Bass – Burniss Earl Travis II
Guitar – Adam Agati
Vocals – Chris Turner
Vocals – José James
Vocals – Julia Easterlin
Kris Bowers : Wake the Neighbors (Live at Bootleg Bar)
- アーティスト: Kris Bowers
- 出版社/メーカー: Concord Records
- 発売日: 2014/03/03
- メディア: CD
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