Pianist and Keyboard player's albums

Nik Bärtsch’s Ronin / Randori / 2002
ニック・ベルチュズ・ローニン / ランドリ / No.3226

刺激的でありながら瞑想的、スイスの奇才ピアニスト ニック・ベルチュが追求する反復の美学 ” 禅ファンク ” を聴け!
Exciting, yet meditative.Listen to the repetitive aesthetics of Swiss pianist Nik Bärtsch’s ” Zen Funk ” !

Nik Bärtsch’s Ronin / Randori / 2006

Piano, Electric Piano, Synthesizer, Composed By, Arranged By – Nik Bärtsch
Bass – Björn Meyer
Drums – Nik Bärtsch (Tracks: 2, 9)
Drums, Udu – Kaspar Rast
Shaker, Bells – Andi Pupato
Producer – Nik Bärtsch & Ronin
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

さて今日も、スイスの奇才ピアニスト、ニック・ベルチュのアルバム。
ニック・ベルチュやばし

なんせユニット名が ” 浪人 “でアルバムタイトル 乱取り “、ジャケットには“だ。
かぶれ外人なのか ?!(カオもコワいぞ)

いや、かなり本格的なようで彼のインタビュー記事読むと、よく武道あるいはそれらの用語が出て来る。(↓ 合氣道やってるオイラのカミさんと氣が合いそうだ)

かつて日本に滞在した経験を持つベルチュが、合気道と祭祀儀礼の音楽に影響を受けたことも具体的に反映されている。
「魅力を感じたのは、サウンドと音楽の空間構成だ。2003年、2004年に日本に行き、音楽、非暴力で調和のとれた合気道や武術、そして瞑想を学んだ。これらは、自分の音楽や一緒に演奏する姿勢に重要な影響を与えている」(Downbeat誌Nik Bärtsch Wants his Ensemble to be a ‘Flexible Organism’より)

聴いたところでは、昨日紹介のユニット ” Mobile ” はアコースティック・ユニットで ” Ronin ” がエレクトリック・ユニットなのかな、そんな感じ。

一聴してファンクであることに気づく。
非常にシンプルなスタイルなのに、カッコいい。
ファンクであり、テクノであり、ミニマルだ。

ときおり折り込まれるピアノと静寂。
そして刻まれるミニマル・ファンク、聴いたことないサウンドは刺激的でありながら瞑想的。

ベルチュは、自らの音楽を ” 禅ファンク ” と呼んでいるらしい。
いや〜めっちゃ気にいったぜ、禅ファンク最高〜!

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