UK Jazz

Girls in Airports / Live / 2017年
ガールズ・イン・エアポーツ/ ライヴ / No.3126

アンビエントでミニマムなエレクトロニカ、心地よいノイズとドローンなバス・クラリネット、美しくも哀しいバリトン・サックスの咆哮と静寂、紡ぎ出す楽曲の全てが映像的 / ガールズ・イン・エアポーツ

Girls in Airports / Live / 2017年

Saxophone – Martin Stender
Saxophone, Clarinet – Lars Greve
Drums – Mads Forsby
Keyboards – Mathias Holm
Percussion – Victor Dybbroe
Producer – Girls In Airports
Written By – Girls In Airports, Martin Stender
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きょうもUK勢だけど、ちょっと匂いの違うバンドを紹介、その名も “ ガールズ・イン・エアポーツ ”。

それもそのはず、彼らはデンマーク出身の5人組グループ。2サックスにキーボード、ドラム、パーカッションという、ちょっと変わった布陣だ。

だいたい、そのバンド名からして卑怯、いや失礼変わってる。
オルタナ・ロック・バンドみたいじゃないか。そもそもガールいないし。

曰くありげなバンド名どおり、何かしらストーリーを喚起するような楽曲で、1曲1曲がショート・ストーリーのようで映像的。泣かないピンクフロイド(なんだそれ ?!)みたいで、聴いているといつの間にか没入している。

自分の思索に没入したいとき、あるいは思考を離れて景色の中に溶け込みたいとき(逆だけど)、
退屈な日々、見慣れた風景から逃れたいとき、あるいは自分のなかの高まりを抑えたいとき、
その他もやもやしたものを胸のうちに抱えたときの最適解。

アンビエントでミニマムなエレクトロニカ、心地よいノイズとドローンなバスクラ、哀しくも美しいバリトン・サックスの咆哮と静寂、紡ぎ出す楽曲の全てが映像的だ。

特に、この鬱陶しい雲にのしかかられた季節、しとしと降り続く雨の季節にジャスト・フィットなことこの上ない。強くオススメしたい。

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