2021年の20枚!

James Francies / Purest Form / 2021
ジェームズ・フランシス / ピュアレスト・フォーム / No.3212

新進気鋭とは、まさしく彼と彼のグループのためにある言葉。現代ブルー・ノート・レーベルのヤング・ライオンズにしてジャズの未来、ジェームズ・フランシスの最新アルバム。
Up-and-coming is exactly the word for him and his group. This is the latest album from James Francis, a young lions of the modern Blue Note label and the future of jazz.

James Francies / Purest Form / 2021

Arranger, Composer, Keyboards, Piano, Producer, Spoken Word, Vocals – James Francies
Drum Programming, Producer – DJ Dahi
Drums – Jeremy Dutton
Guitar – Mike Moreno
Saxophone – Immanuel Wilkins
Vibraphone – Joel Ross
Bass – Burnis Travis II
Composer, Vocals – Elliott Skinner
Vocals – Peyton, Bilal
Viola – Tia Allen
Cello – Marta Bagratuni
Violin – Francesca Dardani, Sulamit Gorski
Narrator – Brenda Francies
Spoken Word – Shawana Francies
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

さて、きょうはブルー・ノート・レーベル超新星のセカンド・アルバム、
ジェームズ・フランシス 2021年の最新作。
フランシスは全編にわたって愛、悲しみ、弱さ、不屈の精神を表現している。

メンバーは、ベースのバーニス・トラヴィスとドラムのジェレミー・ダットンという盟友。
そして、同じブルー・ノートの若き天才アルト・サックス奏者のイマニュエル・ウィルキンス&ヴィブラフォン奏者のジョエル・ロス。
それに、ギタリストのマイク・モレノ、ボーカリストのエリオット・スキナー、ペイトン、ビラル。
さらにストリングス・メンバーなが加わって、とんでもないことになっている。

ダットンの先鋭的なドラミングと複雑に絡み合うフランシスのピアノ、シンセが織りなす世界が突然加速する。なにかいけない薬でもやってしまったかのような色彩感と歪む空間への没入感。

幻想的というかドリーミーというか、いやいやそんな生やさし言葉では表せない。
暴力的で野性的な夢、異次元感。

ウィルキンスのサックスが、ジョエル・ロスのヴァイヴが、さらに加速度を増す。
息が持つのかと不安になる頃には、美しいヴォーカルの波に浮かんでる自分に気づく。

中盤で登場するのが最先端の ” My Favorite Things ” 。
アグレッシヴなカッコよさに震える。
アリアナ・グランデ ” 7 rings ” にジャズ側が負けているわけにはいかない。
幾多のアーティストが手がけてきた名曲にまた新たな1ページが加わった。

さらには、ストリングスを導入したり、ルーズなヒップホップ超のドラムでのトリオ演奏での聴いたことないようなソロだったり。もう目眩がする。

間違いなく、2021年度を代表するアルバム。
↓ こちらと合わせて2枚目、ジェームズ・フランシスますます目が離せない。



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