Pianist and Keyboard player's albums

Joe Zawinul / Faces & Places / 2002
ジョー・ザヴィヌル / ファイセス・アンド・プレイセス / No.4218
Legendary Series / Joe Zawinul
レジェンダリー・シリーズ / ジョー・ザヴィヌル / No.004

スタジオ録音盤、ザヴィヌル・ミュージックの完成形!
Studio recordings, Zawinul Music perfected!

Joe Zawinul / Faces & Places / 2002

Producer, Keyboards, Composed By, Arranged By – Joe Zawinul
Vocoder – Joe Zawinul (Tracks: 4, 5, 7, 10, 14)
Bass – Etienne Mbappe (Tracks: 2, 4, 5, 8, 11, 12), Richard Bona (Tracks: 4, 7, 14), Victor Bailey (Tracks: 1, 6)
Drums – Paco Sery (Tracks: 1, 2, 4 to 11, 14)
Guitar – Amit Chatterjee (Tracks: 5, 7, 12, 14), Dean Brown (Tracks: 2, 4, 5, 7 to 10)
Kalimba – Paco Sery (Tracks: 7, 9)
Percussion – Alex Acuna (Tracks: 5, 7, 8, 10, 11, 14)
Trombone – Lester Benedict (Tracks: 2, 5)
Co-producer – Ivan Zawinul, Paco Sery, Scott Kinsey
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆

≪ レジェンダリー・シリーズ ≫ ジョー・ザヴィヌルの巻、
No.004は、2002年の “Faces & Places” 。

このアルバムは、96年の “My People”(こちらは残念ながらSpotifyにはなかった)に継ぐスタジオ録音盤2枚目 。

いよいよもってザヴィヌルの音楽が理想が近づいた感のある1枚。

ドラムにはパコ・セリー。
ベースには、ヴィクター・ベイリーとリチャード・ボナという豪華な2人に加えて、新たにエティエンヌ・ムバッペという天才を主軸に据えるという贅沢な作り。
ギターが、アミット・チャテジーとディーン・ブラウン。
パーカッションのアレックス・アクーニャ、
トロンボーンのレスター・ベネディクトという顔ぶれ。

それまで強かったアフリカン・ビートも薄らぎ、
それこそ無国籍なザヴィヌル・ビートが出来上がっている。

ぱっと聴き、重厚なサウンドに思えるけど、
意外とシンプルで、極端な話リズムの他はシンセとベースだけだ。

しかし、この必要にして十分というか、
十二分に拡がりと深みを感じるザヴィヌル・サウンド。

洗練とプリミティヴ、
内的宇宙と身体の叫び、
統制と拡散と忘我と覚醒(なんのこっちゃ ?!)
が渾然一体となって押しよせる!

ウェザー期のザヴィヌルを越えた、
後期ザヴィヌルを代表する1枚。





RELATED POST