Grammy Awards 2022

Eliane Elias / Mirror Mirror / 2021
イリアーヌ・イリアス / ミラー・ミラー / No,4040

チック・コリアへの愛と感謝が胸に溢れるロマンティックな名盤。
A romantic masterpiece that overflows with love and appreciation for Chick Corea.

Eliane Elias / Mirror Mirror / 2021

Piano – Chick Corea (Tracks: 1, 3, 5, 7)
Piano – Chucho Valdés (Tracks: 2, 4, 6)
Piano, Producer – Eliane Elias
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆

チック・コリア関連をもう1枚。これも2021年のアルバム。
ちょうどチックの一周忌も先日(2/9)だったしね。

ブラジル出身のピアニスト&ヴォーカリストのイリアーヌ・イリアスのピアノ・デュオ集で、
お相手がチック・コリアとキューバ人ピアニストのチューチョ・バルデス。

全7曲で、チックが4曲、バルデスが3曲演奏している。
イリアーヌが、自らの音楽的影響源の一人として挙げていたチック・コリアとの共演が実現したカタチだ。

レコーディングしたのは2018年だったけど、本作のミックスダウン中にチック・コリアの訃報に接したらしい。

キューバの大御所バルデスもチックと同年齢、
よって丁々発止のやりとりというワケではなく、全編にわたってロマンティックな大人のいい雰囲気が流れてる。

イリアーヌのピアノの大先輩2人への愛とリスペクトが伝わってくる。

チック・コリアへの愛と感謝が胸に溢れてきて、
こちらまでウルウルしてしまう。

バルデスの演奏も素敵で、聴きどころも多し。
チューチョには、長生きして欲しいな。

弾むような名曲ばかり、みずみずしくもロマンチックで宝物のような1枚。
本年度のグラミー、ベスト・ラテン・ジャズ・アルバム賞にノミネートされている。

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