Jack DeJohnette

Jack DeJohnette, Larry Goldings, John Scofield : Trio Beyond / Saudades / 2006
トリオ・ビヨンド / サウダージズ / No.3296
Legendary Series / Jack DeJohnette
レジェンダリー・シリーズ
ジャック・ディジョネット / No.013

ジャック・ディジョネットが率いるトリオ・ビヨンドが、亡き名ドラマー、トニー・ウィリアムスと彼のバンド“ライフタイム”へ捧げた1枚。
Trio Beyond, led by Jack DiJohnette, dedicated this album to the late drummer Tony Williams and his band Lifetime.

Trio Beyond / Saudades / 2006

Drums – Jack DeJohnette
Guitar – John Scofield
Organ, Electric Piano, Sampler – Larry Goldings
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆
Punkish / ブチきれ度 ☆☆☆
Blues Feeling / ブルース度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

レジェンダリー・シリーズ ≪ジャック・ディジョネット≫、
きょうはキース・ジャレット・トリオじゃないですよ。

ジャック・ディジョネットがリーダーを務めるトリオ・ビヨンドは、
ギターのジョン・スコフィールドとオルガンのラリー・ゴールディングスによるトリオ。

オルガンがベースを兼ねた変則トリオ。
でも、そんじょそこらのトリオではない強烈なこのメンツ。

もうね、1曲目のブルースでガツンと来る。これだよ、これ、しかも4ビート!
ゴールディングスいいぞ!スコフィールドもディジョネットも快調にとばしてる。

2枚組のライヴだから、長丁場。
もちろん8ビートや、レゲエ・ビート、フリーっぽいものからバラードまであらゆるスタイルをやってるけど、コンテンポラリーぽい展開のオルガンは、他ではなかなか聴けない。

ディジョネットもキース・ジャレット・トリオとは違って、
いつになくぶっ叩いているし、スコフィールドも、キレがいい。
まさしく3人の思う存分のインタープレイが楽しめる名盤。

しかも、これがECMからリリースされているという点がすごい。
まったくECMらしくないラフさに溢れた魅力満載の貴重なライブ盤。

やるな〜!ディジョネット。
彼の信頼と実績が勝ち取ったレコーディングかも。

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