Saxophon player's albums

クセになると全編スリルというか、もう悦楽沼 / イン・コモン

In Common: Walter Smith III, Matthew Stevens, Joel Ross, Harish Raghavan & Marcus Gilmore / 2018年
イン・コモン:ウォルター・スミス3世, マシュー・スティーヴンス, ジョエル・ロス, ハリシュ・ラガヴァン, マーカス・ギルモア / No,2188

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さて、最近のオイラのヘヴィロテ  “ イン・コモン ” の紹介。
ある意味、現代のジャズを象徴するような一枚。

これね、2018年にリリースされたんだけど正直その時すぐ聴いて全くいいとは思えなかった。凄いメンツなんで飛びついたけど肩透かし食らったような。

でもね、最近良さが沁みてくるようになった。
慣れなのかな、特にオイラの耳が成長しているとは思えないし。

もちろん玄人ぶる気もさらさらない。
というか、音楽的理論的分析とかオイラ 1ミリも出来ないし。

でも、この2年間で現代のジャズをやたらめったら聴いてることだけは確か。
最初、退屈に聴こえたこの音楽が、いまは極上のサウンド。

ただ、最初の出会いというか聴き方が雑すぎたということも十分にあり得る。
収集力にムラがあるのは、生来のものだしね。
もちろん、いきなり来た〜!て人もいるかも。

そんなわけでこのアルバム、
テーマがよく分からない、ヤマ場がない、オチがない、スリルがない、とよく評されるコンテンポラリーの典型なんだけど、

これが、クセになると全編スリルというか悦楽に感じてくるから恐ろしい。
みんなも、早くこっち側に来て!

Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆
Elegance / エレガント度 ☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Trance / トランス度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ★★★
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Tenor Saxophone – Walter Smith III
Guitar – Matthew Stevens
Bass – Harish Raghavan
Drums – Marcus Gilmore
Vibraphone – Joel Ross


‘ACE’ from ‘In Common: Walter Smith III & Matthew Stevens’

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