Gerald Clayton / Life Forum / 2013年
ジェラルド・クレイトン / ライフ・フォーラム / No,1054

そろそろ民族音楽の旅から帰ってこよう。
前回紹介のティグラン・ハマシアンが、
2006年セロニアス・モンク・コンペティションで優勝というのは書いた。
そのとき第2位だったのがこの人、ジェラルド・クレイトン。
特にイケメンじゃないけど、佇まいの格好いい人ですね。
ジャケットは、ハービー・ハンコックへのオマージュでしょうか。

マンハッタン音楽学校在学中から数々の賞を受賞。
卒業後トランペットの故 ロイ・ハーグローヴのバンドにも在籍。
↓ このアルバムにも参加しています。
さらに、ダイアナ・クラール、ロベルタ・ガンバリーニ、
メリッサ・モーガンらの歌伴、
渡辺貞夫やケンドリック・スコットの作品などでの活動歴、
加えてグラミー賞にも4回ノミネートされているという、
年齢のわりキャリアはベテラン級な人です。
アルバムの音は、一聴してニューヨークというか、都会的でクール。
現代的でありながら先走りしすぎない、
オーセンテックなジャズファンも納得させるような、
ちょうどいい案配の落としどころ、いい感じです。
3管のアレンジやヴォイスの使い方が上手く、
とにかくいい曲を書くね、ジェラルド。
ラストは小粋なバップでしめて、センスの良さが光るアルバムです。
Piano, Organ, Vocals – Gerald Clayton
Bass – Joe Sanders (tracks: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9, 10, 11)
Drums – Justin Brown(tracks: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11)
Alto Saxophone – Logan Richardson (tracks: 1, 2, 3, 8, 9, 10)
Tenor Saxophone – Dayna Stephens (tracks: 1, 2, 3, 6, 8, 9)
Trumpet – Ambrose Akinmusire (tracks: 1, 2, 3, 8, 9)
Vocals – Gretchen Parlato (tracks: 1, 2, 4, 8, 9, 10, 12)
Vocals – Sachal Vasandani (tracks: 1, 2, 6, 8, 9, 10, 12)
Gerald Clayton | Life Forum