2022年の20枚!

Pasquale Grasso / Be-Bop! / 2022
パスクァーレ・グラッソ/ ビバップ! / No.4150

懐かしい音色の最新鋭、さらに進化を続けるヴァーチュオーゾ!
A nostalgic tone, yet state-of-the-art, and a further evolution of Virtuoso!

Pasquale Grasso / Be-Bop! / 2022

Guitar – Pasquale Grasso
Bass – Ari Roland
Drums – Keith Balla
Vocals – Samara Joy
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうは人気ギタリストのジュリアン・ラージの16歳時のプレイをお届けした。
きょうは、現在34歳になるギター・ヴァーチュオーゾ(名人)、
パスクァーレ・グラッソの新譜。

アルバムタイトルも、ずばり “ ビバップ!” 。
バードとガレスピーのレパートリーに焦点をあてている。

もうね、このアルバム、凄いよ。
アルバム通して、「え ?!」とか「すげっ!」とか「うまっ!」て声が出ちゃう。

ピアノ的な複数の音を同時に鳴らす技法多発、
もう超絶技巧オンパレードで、開いた口が塞がらない。

ギター好き、あるいはギターをかじった経験者なら、
絶対に聴くことをおすすめする。

もともと、ばかテクのパスクァーレ・グラッソだけど、
さらに進化している様が、よく分かる。
しかも、ただ上手いだけじゃなく、ご機嫌にグルーヴしてくれる。

オープニングの “ A Night in Tunisia ” から目(耳)が点、あっけにとられる。
グラッソのプレイだけでなくリズム隊の2人もじつにいい。

ベースのアリ・ローランドもアルコ(弓)でのソロが存在感をしめしてて、
特に高速の4曲目には目を見張る。

続く5曲目では盟友若き天才サマラ・ジョイが、
こころ浮き立つ歌声で楽しませてくれる。
ほんとジョイの歌声は感動を超えて、悲しくないのに泣きそうになる。

それから後半戦も飛ばしっぱなし、
歌いまくり、跳ねまくり、スウィングしまくりで一気通貫。
アルバムまるごと、全く退屈を許さない素晴らしさだ。

いまが旬!
ヴァーチュオーゾ、パスクァーレ・グラッソのシングル・トーンに酔いまくれ!

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