Joe Zawinul

Joe Zawinul + The Zawinul Syndicate / World Tour / 1988
ジョー・ザヴィヌル+ザ・ザヴィヌル・シンジケート / ワールド・ツアー / No.4208
Legendary Series / Joe Zawinul
レジェンダリー・シリーズ / ジョー・ザヴィヌル / No.003

ザヴィヌルいわく「8:30よりいい出来だ」!
Zawinul himself said, “It’s better than 8:30!

Joe Zawinul + The Zawinul Syndicate / World Tour / 1988

Keyboards, Vocoder, Produced By – Joe Zawinul
Bass – Richard Bona (tracks: 1-3, 1-7, 1-8, 2-2, 2-3, 2-8), Victor Bailey
Co-producer, Mixed By – Ivan Zawinul
Drums, Kalimba – Paco Sery
Guitar – Gary Poulson
Percussion, Vocals – Manolo Badrena
Programmed By – Ivan Zawinul, Joe Zawinul
Written-By – Joe Zawinul (tracks: 1-1 to 1-3, 1-5, 1-6, 1-8 to 2-8)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

≪ レジェンダリー・シリーズ ≫ ジョー・ザヴィヌルの巻、
No.003は、1988年の “World Tour ” 。

これは、1997年のワールド・ツアーを収録したアルバム。
ザヴィヌル自ら「8:30よりいい出来だ」と語ったとされる名盤。

それほど出来がいい。
自身が演りたかったものがついにカタチになったという自負もあるのだろう。

メンバーは、ベースがヴィクター・ベイリーとリチャード・ボナ。
リチャード・ボナは、ヴォーカルもとる。
ギターがゲイリー・ポールソン、
ドラムがパコ・セリーという鉄壁の5人。
当初はヴィクター・ベイリー意外は、ほぼ無名の存在だった。

ヴィクター・ベイリーは、ご存じウェザ・リポートでのジャコ・パストリアスの後継者。そして、リチャード・ボナはジャコの再来と呼ばれる天才。この組みあわせ、いろんな意味でスゴイ。(この後、ボナはPat Metheny Groupにヴォーカリストとして加入)

いずれにしても、97年にとんでもない数の公演をこなしたというツアー。
その完璧な結束が、よく表れたライブ・アルバム。

鉄壁のグルーヴ、そしてインプロビゼーションの嵐、
唯一無二のハーモナイズ。
なによりも、
郷愁あふれる東洋とも中東とも、
どこともつかないザヴィヌルの無二の旋律&インプロ。

エレクトリック・マイルスでも
チック・コリア・エレクトリックでも
ヘッド・ハンターズでも、
マハヴィシュヌ・オーケストラでも成しえなかったディープなザヴィヌル・シンセサウンド・ワールドがここにある。

ジャケッ・デザインもグッド。

ちなみにクレジットにあるイヴァン・ザヴィヌルは、ザヴィヌルの息子で録音エンジニア。
ドラムプログラミングなども担う彼の片腕。ウェザーリポート後期くらいから参加している。

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