Pianist and Keyboard player's albums

「タッチに液体のようなダイナミズムのあるピアニスト」by ニューヨーク・タイムズ

James Francies / Flight / 2018年
ジェームズ・フランシス / フライト / No.1105

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きのう紹介のジェイミオ・ブラウン / ワークソングや
以前紹介のステフォン・ハリス / ソニック・クリードで

いいピアノ弾いてたジェームズ・フランシス。
2018年、23歳でのデビュー・アルバム。
若い!どおりで参加アルバムもまだ数えるほどしかないハズだ。
それにしても、いきなりBlue Note からデビューとは凄い。

ジェームズ、顔はごついけどあまりファンクネスは感じられない。

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いや、むしろ華やかで彩り鮮やかなピアノだ。
ロマンティックと言ってもいいかも。
ライル・メイズぽくもある。

でも、甘いだけじゃない。
極端にサスティーンを抑えたピアノの音色でたたみ掛けたり、
シンセ使いでもじつに驚くような顔を見せるし、
ギターのマイク・モレノ、それからヴァイブのジョエル・ロスを
効果的に使った楽曲がまたカッコよい。

ジョエル・ロス(誰だこれ ?! 要チェック!)も
サスティーンとヴィブラートをシャットアウトしたかのような
ミュートの効いたヴァイブの音色でバリバリ勝負してくる。

そういえばステフォン・ハリスもそんな音を使ったりするな。
ホワホワホワ〜ンだけじゃないんだよ、オレたち!
て感じだろうか、好きです。

それから、歌ものがまたいい。
アイデア豊富だし、硬軟取り混ぜて飽きさせないし、
すでにグラスパーとかを消化しながら育った世代なのだろう。
どんどん、キーボードのスタイルも塗り替えていくのだろう。
あたらな才能の今後が楽しみだ。

そういえば本年1月、
パット・メセニー × ネイト・スミス
× ジェイムス・フランシーズ という垂涎のメンツで
ブルー・ノート・東京で演ったらしい。

このメンバーでのアルバムとか出るのかな、
めちゃ期待大だ。

Piano,Keyboord -James Francies
Bass – Burnis Travis II
Drums – Jeremy Dutton
Drums – Mike Mitchell(track:10)
Guitar – Mike Moreno
Saxophone – Chris Potter
Vibraphone – Joel Ross
Vocals – Abbey Smith
Vocals – Kate Kelsey – Sugg
Vocals – Chris Turner


James Francies Trio – Sway ( J. Francies)


James Francies performs “Crib” on WBGO


James Francies – Dreaming (Audio)

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