An irregular trio / 変則トリオ

Dr Lonnie Smith / The Healer / 2012 Dr.ロニー・スミス / ザ・ヒーラー / No.4156

トリオが創りだすグルーヴは、漆黒の闇を駆け抜けるアメリカン・マッスルカーの疾走。
The groove created by the trio is that of an American muscle car galloping through the pitch blackness.

Dr Lonnie Smith / The Healer / 2012

Organ – Lonnie Smith
Drums – Jamire Williams
Guitar – Jonathan Kreisberg
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Bluesy / ブルーズィ度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

ギタリストのジョナサン・クライスバーグの作品廻りを物色していてこのアルバムを発見。
サブスクにロニー・スミスの過去作品が増えていた!

この作品は、2012年トリオでのライヴ作品。
メンバーは、オルガンのDr.ロニー・スミスにギターがクライスバーグ。
そして、ドラムがジャマイア・ウィリアムスというメンバーだ。

これが、なかなかエグい!

少々冗長な入りのオープニングで見切ることなかれ、後悔するよ。
ダークというか内省的な空気は、やがて訪れる熱狂へのプレリュードだ。

クライスバーグが空気を暖めた後、ロニー・スニスのソロが静かにスタート。
中盤あたりから熱が籠もっていく。なんともハードボイルドな語り口。

2曲目で、もう大スパーク。
スミスのオルガン・ベースラインとウィリアムスのドラミングが創りだすグルーヴは、
あたかも漆黒の闇を駆け抜けるアメリカン・マッスルカーのエンジン音のようだ。
疾走感にあがりまくる。

3曲目は、渋くクールダウン、ちょっと和やかな曲調これも心地よい。
ウィリアムスの小技が冴える。
4曲目は、またまた深くてミステリアスなバラード。

そして5曲目で再びスパーク。
これプログレですか!てな過激さ、スミス御大熱いぞ、若いぞ。

6曲目では、クライスバーグの泣きが炸裂してラストをしめている。

たった3人で場を陶酔させる力量はさすがの御大、場数ふんでいる。
それを中堅クライスバーグと若手のウィリアムスが見事に支えてるパフォーマンス。
カラダがひとりでに動き出す、いや止まらない。

21年にDr.ロニー・スミスが鬼籍に入った後の、クライスバーグの動向が気になる。

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