Chris Dave

Jazz Drummers of Today 現代ジャズドラマー列伝 Chris Dave / クリス・デイヴ / No,005
/ 週末コンフォート

かけがえのない日々を照らすサウンド!
A sound that illuminates irreplaceable days!

Derrick Hodge / Live Today / 2013年
デリク・ホッジ / リヴ・トゥデイ

Acoustic Bass, Electric Bass, lectric Bass, Spoons, Keyboards, Percussion, Vocals – Derrick Hodge
Drums, Percussion – Chris Dave (Tracks: 1, 6, 11)
Drums, Percussion – Mark Colenburg (Tracks: 3, 7, 12)
Spoons, Beats, Performer – Chris Dave (Tracks: 2), Robert Glasper (Tracks: 2)
Keyboards, Organ – James Poyser (Tracks: 1, 3, 11)
Piano, Synth, Electric Piano – Robert Glasper (Tracks: 5)
Piano, Electric Piano – Aaron Parks (Tracks: 6, 10)
Synthesizer, Organ – Travis Sayles (Tracks: 1, 6, 7, 13)
Tenor Saxophone – Marcus Strickland (Tracks: 1, 6)
Trombone – Corey King (Tracks: 1)
Trumpet – Keyon Harrold (Tracks: 1, 4, 6, 12)
Turntables – Jahi Sundance (Tracks: 1)
Strings – The American String Quartet (Tracks: 9, 10)
Cello – Mark Shuman (Tracks: 9, 10)
Viola – Sarah Adams (Tracks: 9, 10)
Violin – Martha Caplin (Tracks: 9, 10), Sophia Kessinger (Tracks: 9, 10)
Vocoder – Casey Benjamin (Tracks: 8)
Featuring, Vocals – Common (Tracks: 5)
Featuring, Vocals, Acoustic Guitar – Alan Hampton (Tracks: 9)

リラックスをテーマに週末コンフォート。
本日も≪ 現代ジャズドラマー列伝・クリス・デイヴの巻 ≫ 第4弾。
きのうまでの流れだと、当然ながら本日はこれ、
カミさん公認、わが家の定番アルバム、デリク・ホッジ 「Live Today」。

デリク・ホッジは、ロバート・グラスパーの相棒と言ってもいいくらい信頼の厚いベーシスト。なんせグラスパーがロバート・グラスパー・エクスペリメントを作ったときから、現在のR+R=NOWまで唯一在籍するメンバーなのだから。

デリクは、超凄腕ベーシストだけど、
もちろんサウンドメイク、アレンジ、ビートメイク、シンセなど何でもこなすマルチプレーヤーでありコンポーザーでありプロデューサーという、超イマな人。
参加アルバムも、メインストリーム・ジャズからR&Bまで幅広くこなす。

このリーダー作では、まさにどこにもない今日的なジャズを展開している。

部分的に激しいフレーズや、小難しいことをやっていても、
それを感じさせないくらいの気分のよいアルバム。
細かなディテールが丹念にに積み上げられたというか。

デリクって、とても細やかな人なんだと思うな。
このジャケットのようにジャズの今日、いや明日を照らすような明るい光を感じる。

みなさま、良き週末を。

Chris Dave / クリス・デイヴ
– 1973年、テキサス州ヒューストンに生まれ –

幼い頃から教会でゴスペル・ミュージックに親しむ一方、マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンといった伝説的なジャズ・アーティストたちに心酔。ドラム・スティックは3才で手にし、中学生になるとプロとして演奏するようになる。ヒューストンの有名アート・ハイスクールへ入学。R&Bバンド、ミント・コンディションのレコーディングがプロとしてのキャリアのスタート。その後、ライオネル・リッチーやメアリー・JブライジといったR&Bアーティストやケニー・ギャレットのような一流ジャズ・アーティストのレコーディング・セッションに参加するようになる。
2009年、「ロバート・グラスパー・エクスペリメント」に初代ドラマーとして参加。2010年にマックスウェルの「BLACKsummers’night」でグラミー・最優秀男性R&Bアルバム賞を、2012年にアデルのセカンドアルバム「21」でグラミー・最優秀アルバム賞を獲得。2013年には、グラスパーのアルバム「Black Radio」でグラミー・最優秀R&Bアルバム賞を獲得。その後もエド・シーランやジャスティン・ビーバーの大ヒットアルバムに参加。2015年に参加したディアンジェロの「Black Messiah」で、最優秀R&Bアルバムに輝いた。
特にジャズとヒップを横断するスタイルと称されるドラミングは、Jディラのようなよれたビートを自在に操り、固定概念を覆す超個性的な技と熱量で無二のサウンドをつくり出す。

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